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小島健 ページ13

斗亜「てかふたりいつも一緒に帰ってなに話してたん?そんな話すことある?」

『意外とあったよ〜?』

小島「俺の好きなこととかな〜」

斗亜「なにそれ!!気になるやんか!」

『あ、健先輩もうすぐ卒業しちゃいますね、』

小島「そうなんよなぁ、」

『寂しくなりますね、』

斗亜「ちょ聞いてる?」

『あ!そうだ!卒業祝いを兼ねて私たちがパーティーみたいなん開きますね!お祝いします!』

小島「え!ほんまき!嬉しいわ〜」

斗亜「ねえちょっと!」

「『爆笑』」



こんなふうに、3人で帰ったり、斗亜がいない日はふたりで帰ったりすることが多かった



当たり前のように一緒に下校していた日からあっという間に受験期に突入した健先輩は、なかなか会えない人になった




しばらくして、受験も無事うまくいき、また一緒に帰れるようになった


小島「久々だね」

『合格おめでとうございます』

小島「ありがとう」

『絶対合格するって私はわかってましたよ?笑笑』

小島「Aちゃんならそう言うと思ってたわ笑笑」

『斗亜今日も部活で来れないみたいで、すみません』

小島「がんばってんのはいいことやん、な!」

『はい!あーっと、卒業祝いのやつは卒業してからしたいんですけど、いつ空いてますかね?』

小島「あーえっとね、」


あー、卒業してほしくないなあ

あと少しで卒業か、はやいなあ



小島「ほなね」

『はい!じゃあまた!』


もう、こういうのもできなくなるんだよなあ


私の気持ち伝えても迷惑だろうし。あーあもうやだな


-卒業式の日-

『斗亜、私、先輩卒業後のおめでとう会参加できなくなっちゃった』

斗亜「え、なんで?」

『んー、予定入っちゃって』

斗亜「あんなに楽しみに予定立ててたのにいいの?」

『ごめんね、健先輩にも伝えといてほしい』


斗亜「卒業式終わってから伝えればいいんやない?」

『たぶん伝えられないと思うから。斗亜、お願い』

斗亜「わかっ、た」

卒業式後

『健先輩!ご卒業おめでとうございます!』

小島「そんなかしこまらんでよ笑笑」

『卒業されるのとても寂しいです』

小島「、、大丈夫よ、Aちゃんには斗亜がおる」

『先輩、これ受け取ってください』

小島「なんやこれ?」

『じゃあ、失礼します』


涙が流れないように必死に堪えて笑顔を作った

きっと不自然な笑顔だったけど、涙を流すよりも何倍もマシだった。きっともう、会うことはないから









ここでちゃんと区切りをつけよう

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作者名:ここ | 作成日時:2023年1月13日 18時

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