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【A】
時がすぎるというものは早いようで
気づけば、片付けの時間に
皆が、ネットを下ろしている間に
私はボトル洗い
最近、冷えてきたからな〜
水が冷たく、保湿クリームを塗っても全然効かず
指がカサカサになってきた
でも、急がないとHRまでに間に合わない
と、せっせと洗っていると
ひび割れた指に水が染みて
貴「ｲﾀｯ···」
冬になってくると、これだから嫌なんだよな〜
ま〜別に仕方ないことなんだとは思うけど
金「どうかしましたか！Aさん！」
たまたま、私の声を聞いてやって来たのは金田一少年じゃないか
ありがとう、ナイスタイミングだよ金田一
貴「えっとね、ひび割れに水が染みて、ちょっとね！大丈夫だから自分のことしてきな」
金「いや、俺も手伝います！ネットやボールはある程度終わってますし」
貴「えぇーじゃあちょっと頼もうかな！」
金田一が手伝ってくれただけあって
仕事は早く終わった
貴「ありがと。すっごい助かったよ、後は私が部室まで持って言っとくから」
金「いえ！どーせ俺、今から部室に着替えに行きますし！ついでってことで」
お前どんだけイイヤツなよｗ
ほんとは、すぐにでも頼みたいけど
やっぱり、疲れてるんだろーし
貴「手伝ってもらった上に悪いよ」
金「じゃあ、取引なんですが···
あの···その···
俺のことも！国見と一緒で
き、き、金田一じゃなくて、ゆ、ゆ、勇太郎って読んでもらえせぬか！」
貴「はははｯ!噛み噛みじゃん！いいよ勇太郎！でも、こんな事でいいの？」
金「は、はい！///ありがとうございますｯ!俺頑張ります！」
そう言って勇太郎は走って部室に向かった
やった〜いつもより早く仕事終わった〜ラッキー
なんて思っているのは私だけの秘密
続く (更新停止中)
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作者名：hubuki | 作成日時：2017年9月19日 0時
