私の存在価値 2

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壱馬「…… 今、熱は ？」


『……… っもう、大丈夫だよ』


壱馬「そっか、」












答えれば ぎゅう っと優しく、強く抱きしめられる









そんなに優しくしないでよ、









『………… 苦しいよ …… っ 。』



壱馬「… 何が ？ 腕ん中、苦しい 、？」



『っなんで壱馬くんはそんなに優しいの、



わたし、壱馬くんと 無理矢理別れたのに、

たくさん、迷惑掛けてるのに、



……なんで、っ 。









………… 好きだよ壱馬くん 。

ずっとずっと、 …… すき、 …、 っ』












今自分が何を言ってるのかあんまり分からない



本能のままに、


思ったこと、思っていたことを、


そのまま素直に 。

























そのまま何も発せずに、壱馬くんの腕の中で静かに抱き締め返した。



彼は私の肩に頭を預けていて、











少しだけ、冷たく感じた























……… 泣いてる 、 ？

















壱馬「………… やっと、きけた 」


『っ、』














少したどたどしく聞こえる彼の声



心做しか肩が震えてる、














壱馬「前、こうやって話した時から、


普通に話せれるようになったって思ってたけど、




まだなんか、壁 あって、


…… すげぇ辛くて、

でも自分がちゃんとしろって思ってて









なんなら、嫌われてるって思った日もあったから…、」













ほんとによかった、


そう言いながら頭をぐりぐりとした壱馬くん



髪が私の頬を掠る度に、





胸が何かでいっぱいになる 。





















きっと、愛 。
















あの人じゃダメなんだ、私は。













…… 壱馬くんじゃなきゃ 、




























『…… 壱馬くん、離して、？』









少し経って、やっと距離が開く2人



彼の瞳はまだ○んでいて、赤い





今度は私がちゃんと伝えなきゃ









『………私、ちゃんとまっけんくんと話すよ 。』


壱馬「っ、！」


『だから、それまで、 待っててください 。』


壱馬「………………俺は、ずっと待ってたよ、笑」


『……だね、笑』















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