私の存在価値 2

71 ページ24

Aside











どこから間違ったんだろう








壱馬くんを家に連れてこなければ？




あの日ライブに行かなければ？




個人業を増やしすぎなければ？




足を壊さなければ？
















わたしが ランペイジに入らなければ？



















『しんどい。むり、もうやだ。』


壱馬「おい、A、落ち着けって、」








自分でも落ち着いてないと思う。


言葉を発しようとしても、そんな言葉しか出ないし。






















そのまま無意識に立ち上がって、


















『ひとりになりたい』
















そう言い残して私は立ち上がって玄関まで走り出した





まっけんくんに腕を掴まれそうになったけど、





真剣佑「っおい！！！！！！！」






勢いよく彼の体を押して逃げた
































外は雨だった

72→←70

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す