私の存在価値

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慎side






"Aが靭帯やった"



そのLINEが来てからとりあえずリハ室にいた俺たちは大騒ぎ。





陸「どうしようどうしようどうしよう…」

北人「A………やばいって…」

陣「練習行かすんやなかった……」











＿＿＿＿＿＿＿＿ ｶﾁｬ









『ただいま帰りましたあ〜』






呑気な声を出しながら入ってきたお嬢。





とは裏腹に足に巻きついた分厚いギプス。

ガッチリと掴まれた松葉杖。









翔平「俺のせいでずぅ"ぅ"ぅ"う"…！！！」







翔平さんは俺たち見た瞬間土下座しだしたし。


陸さん達もAの痛々しい姿にただ呆然としていた。







『あ〜…っと、、捻挫の1番ダメなやつらしくて…

完治するにはリハビリ含めて半年かかると…』


壱馬「………半年も？」


『うん』


慎「踊れないの…？」


『……うん、まあ、そうなるね』


壱馬「…アホ」







そう言いながら立ち上がった壱馬さんがAを優しく抱きしめた。







『うぉ……ごめんね』


壱馬「仕事どうなんの？」


『あ、その事なんですけど…』














俺たちは地べたに、Aは椅子に座って丸くなる。









『さっきHIROさんに言いにいって、ちょっとだけ話したんです。』











『"アーティスト業"は活動休止にして、"女優業、モデル業"はできる範囲でしようって』


＿＿



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