私の存在価値

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Aside









『おはようございま〜す』






午前10時頃、まっけんくんにリードされながら現場に行って、そこからお昼休憩までちょろっと撮影。


椅子に座って読書する私を後ろから抱きしめるカットだったり、


わんちゃんまで撮影に参加して、2人でなでなでしたり…













スタッフ「いいね2人とも！！ほんとに付き合ってるみたい！」


『ふふっ、だってさ、笑』


真剣佑「ほんとなんだけどね笑」


















なんて耳元で囁いてきたり。















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『美味しい……』


真剣佑「差し入れって全部美味しいよね」










あっという間にお昼休憩が来た。

お昼ご飯を食べるカットもあるから今は頂いたちっちゃい差し入れをまっけんくんとパクパク中。










バン！！！！！！












かと思えば勢いよく控え室のドアを開けてズンズカと入り込んできた伊藤さん。



あ、そうだ。今日は途中から来るんだった。
















『伊藤さんこんにc「あんたねぇ！！今日行ったら居なかったんだけど！！！？」


『……えっとぉおお、、それは…』


マネ「どこほっつき歩いてたのよ！！」


真剣佑「あ、僕の家に居ました」


マネ「……………………は？」


真剣佑「だから、僕の家に、Aちゃん泊まりに来てたんです」


マネ「な、、なんで？」


『その、ね……壱馬くんと、わかれて、』


マネ「えっ！？川村くん、！？？」


『私、凄いボロボロらしくて、それで、うん』


真剣佑「流石に1人にさせたくなかったんです」


マネ「………まあ、ならいいわ」


『え、怒らないの？』


マネ「怒りたいわよそりゃあ。」


『ごめんなさ、』


マネ「でも、今日のアンタ、いつもよりキラキラしてるから」


『え、？』


マネ「撮影の間に笑顔も増えてたし、真剣佑くんなら別にもうどうにでもなれってなったの」


真剣佑「なんですかそれ笑」


マネ「まあまあ」








さっきまで鬼の形相だった伊藤さんの顔は今はもう優しく微笑んでいた









マネ「……彼の方が、Aにとって良い方向に持って行ってくれると思うから、頑張るよ」


『っ……ありがとう、』












久々に伊藤さん、いや、伊藤マネージャーに泣かされそう

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