紅一点やらせてもろて 。3

自縄自縛 ページ38

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今更ですが活動休止編はちょっと前のお話です。

まあ架空の年だと思ってください。

201×.5年くらい (は)









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Aside








体が言うことを聞かない、とはまさにこの事だと思う。









『…………一生この体恨むわ』



玲於「まじでむりwww下手すぎるwww」



龍友「腰の動き足りてへんちゃうかぁ！！？」



『うるさいです！！』









頭の中ではステージ上で踊りまくれてるのに。









ちょっと踊っただけで謎に足はへにゃへにゃ力が抜けてくし、



まだBメロだったのに息切れ半端ないし









玲於「軸ぶれぶれじゃんw」


龍友「健太に支えられすぎちゃうか？たまには自分から動け！」


『……ほんっっとにこの2人には見つかりたくなかった』









メンバーに内緒で試しに、なんてお気楽に空いてたリハ室借りて踊ろうと思ってたらこの人達に見つかるし、




カメラ回されてるし。









玲於「インスタあげてぇ〜 (笑)

上げていい？」



『もうどうにでもなれなんで好きにしてください。


あﾞ〜〜〜前までもっと踊れてたのに〜…』



玲於「それくらい痩せすぎてんだよお前は。

筋トレ出来る体型じゃないし、筋肉も落ちてってんだろ。」



龍友「せやで〜。

折角休み貰ってんねんからしゃんしゃん食え！」



『食ってます！！！！

いつ復帰出来るんですかねえ』



玲於「このままいくと1年とか？分かんねぇけど」



龍友「あー、まあそんくらいか。次のツアー決まってるん？」



『一応その話は出てます』



龍友「年始一発目やったら無理そうやけど、

夏にギリギリとかやない？」



玲於「いや、10月くらいかな」



『…まじですか』



玲於「お前が思ってる以上に身体ヤバいんだって (笑)

龍友くんとか海青に抱きつかれたら死ぬよ多分」



龍友「試してみる？」



『大丈夫です』








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もう一度、そんな思いでスピーカーに繋がれたスマホに触れる。

さっきまで踊ってたのは(言っても1番だけ) FEARS 。



表示されたプレイリストを見て 何を踊ろうか考えていれば、









玲於「もう辞めろ」









いつの間にか近づいていた玲於さんに
背後からスマホが奪い取られた。







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