見えない壁 ページ31
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慎side
『私ね、』
『スーパー凄い人だったら』
『一生踊り続けてたいのだよ』
陸「倒れたやつが…いうなっ」
『ぃだッ!!』
見事おでこにクリティカルヒットした
陸さんの愛の籠ったデコピンにより
Aさんは呆気なく
起こしていた体がへなへなと降りていく。
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陸「そうやって調子乗るから倒れるんでしょ!ばか!」
『いや、だって、ええ、、、』
陣「隣おった龍、びっくりして半泣きやったで」
龍「北人さんもです!」
『ゴメンナサイ』
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事件は突然だった。
音楽番組の収録
カメラもしっかり回ってて、披露するのはかなり体力を消耗する楽曲。
ツアーリハや個人の仕事と平行して行われな収録だったから、
ツアー前、決まって体調を崩すAさんの事をメンバー全員 看守してた、つもり。
たった1回しか行われない本番収録、
アウトロが流れて
乱れた呼吸を整えながら終わるのを待っていた
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「………OKです!お疲れ様でした!!」
陸「ありがとうございました!」
北人「ありがとうございました〜」
いつも通り終わって、楽屋に戻ろう、そんな時。
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____ ッバンッッ!!
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セット裏の大道具置き場を通っていたら、後ろから聞こえた 鉄板に当たるような、そんな大きな音。
龍「っ!???Aさん!?え!?え、!???」
『っ………ごめ、…』
北人「!!!???」
彼女が大道具にぶつかりながら倒れたのは、龍達の声を聞いて直ぐに理解出来た
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「担架持ってきて!!っ救急車…!」
陸「いやっ、大丈夫です。慣れてますから、」
「っでもAさん、!」
陸「…たまにこうなるんです。とりあえずベッドがある部屋まで案内お願いします!」
こういう時、年上の人達は本当に凄いと思う。
全然動けない俺らと違って、冷静で、落ち着いてて、
健太「今日やらかしそうだと思って先生から貰った薬とか持ってきたんで取ってきます」
陣「ん、よろしく!」
やっぱ敵わないなあ、とか。
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年12月23日 12時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
momomo2589(プロフ) - 番外編もっと読みたいです!!! (2020年12月1日 0時) (レス) id: 7496285d25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏都 | 作成日時:2020年11月5日 20時