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『え…？』
目を大きく開きこちらを凝視するA。
空いた口が塞がらないとはこのことだろう。
それからたっぷりと約10秒程たった気がする。
ut｢え、俺の話聞いとった！？｣
『え、う、うん！もちろん！！！その、ね？突然過ぎて心の整理がつかないというかなんというか…。えっと…。』
だいぶ焦っているのか口調があやふやになっているAを見てふっと笑ってしまった。
『あ、笑ったでしょ！！こっちは緊張してるの！』
ut｢俺も緊張したわ！｣
少し和んだ空気の中ゆっくりと俺は口を開いた。
ut｢…それで返事は？｣
そう聞くとAはふぅと息を吐いて俺の手を優しく握った。
『…1週間、鬱と離れてみてわかったことは私、優也のご飯作ってても鬱好みの味付けで作っちゃうこと。それから鬱といつも晩酌してたお酒を買ってきちゃうこと。あと…朝起きて隣見ても鬱がいなくて寂しかったこと。だから、その、私には鬱が必要ってことなんだ。』
少し赤らんだAの顔を見て、鼻の奥がツンとする。こんなに大切に思われたんか。と思うとなんだかくすぐったい。
あぁ、やっぱり俺はAと生涯を一緒に歩みたい。
それから少し赤くなった俺の目を見てAはふふっと笑った。
『鬱が私を必要なように私も鬱が必要なんだ。もう鬱がいない生活が考えられないの。だから…』
『そのプロポーズもちろん、お受けします。』
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まる(プロフ) - ゆーみやンさん» コメントありがとうございます。今回のお話も楽しんでいただけるよう精一杯書かせていただきます。これからもこの作品をよろしくお願い致します！ (2020年4月7日 10時) (
レス) id: 2297f03d9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - 新作嬉しいです！今回のut先生のやってしまったも楽しみにしています(^^)更新応援しています！！♪（ｖ＾＿＾）ｖ (2020年4月6日 21時) (レス) id: 52fb869063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2020年4月6日 20時
