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ソファに寝っ転がり、うやうやとひとりで悩んでいると俺の携帯が鳴った。
「もしかして!!」と思いながら淡い期待を持ち、直ぐに携帯の画面に目をやった。
しかし、その期待は直ぐに打ち砕かれ、画面には ショッピ と映っていた。
ut「もしもし…。」
期待が裏切られ落ち込んだ心を隠さずに電話に出た。
shp「もしもし。すみません、姉さんじゃなくて。」
ut「すまんなぁ…。」
俺の気持ちが伝わったのか、ショッピ君に謝罪をされてしまった。
俺、最低野郎やん…。
ut「…Aどう?」
shp「どうもこうも拗ねて俺の寝室に籠ってます…。今日、俺ソファっすよ…。」
今日疲れたんにぃ…。と情けない声で言ったショッピ君に思わず笑ってしまうが、申し訳なさもある。
ut「そういえばどうしたん?電話してきて。」
shp「あ、そうやった。」
と当初の用事を思い出したショッピ君が俺にその用事を言ってきた。
shp「大先生、土曜俺の家来てください。」
ut「え?」
shp「多分、このまま大先生が何回も電話してもあの姉貴は頑固なんで多分もう出ないと思います。だから無理やり会える機会作るんでそこで何とかしてください。」
まじで今ショッピ君が神様に見えてきた…。メシアかよ。
ほんとにこの弟様には頭が上がらない…。
ええ後輩持ったなぁ…。
俺には勿体ないやつ。それに何かと煽ってくるやつだが、「兄さん。」と呼んで俺を慕ってくれる後輩の1人。そして、もしかしたら近いうちに義弟になるかもしれない。
ut「ありがとな。ショッピ君。」
shp「…いいっすよ別に。」
照れているのだろうか。少しぶっきらぼうに返されて笑ってしまった。
ありがとう。ショッピ君。
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まる(プロフ) - ゆーみやンさん» コメントありがとうございます。今回のお話も楽しんでいただけるよう精一杯書かせていただきます。これからもこの作品をよろしくお願い致します! (2020年4月7日 10時) (レス) id: 2297f03d9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - 新作嬉しいです!今回のut先生のやってしまったも楽しみにしています(^^)更新応援しています!!♪(v^_^)v (2020年4月6日 21時) (レス) id: 52fb869063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まる | 作成日時:2020年4月6日 20時