No.51※ ページ6
･TH
Aの辛そうな顔を見ると、胸がぎゅっとなる。
苦しくなる、寂しくなる、悲しくなる。
ここに来てから俺とばっかり触れ合ってる気がする。
誰か、魔法じゃなくて運命だって言ってよ。
｢て、ひょん、い、ひょん……っ｣
そんなに可愛い顔しないで。
｢たすけて、｣
君を攫った悪人に頼っちゃうなんてバカだって自分を呪って。
｢ん、｣
吐息が熱い。
その息にさえも触れるようにAの唇を優しく噛んだ。
｢やぁ、｣
弱々しく抵抗するA。
｢たべ、ないで……｣
TH｢……っ、｣
はぁ、かわいすぎるでしょ。
TH｢たべてもいい、？｣
｢だめ、……ぁうっ、｣
TH｢……ひひ、｣
そのまま耳もはむはむしたら涙ぐんで怒られた。
だってかわいいんだもん。
｢はぁっ、はァ、｣
TH｢……ごめん、意地悪しすぎた。｣
そういえばみんな部屋から出ていった。
俺に任せてくれたってことでいいんだよね？
薬、抜いてあげるね。
TH｢A……ひとりで、したことある？｣
かわいい顔してしっかりモノはあるみたい。
ちゃんと男なんだね、ズボンはテントを張っていた。
｢……？｣
ないか。
薄々思ってた、この子そういう知識なさそうって。
TH｢ここ、触ったことない？｣
｢んぁ、ぅ、？｣
優しく撫でるとわけがわからない、っていうみたいに不安そうな顔をする。
なんにも知らない綺麗なA。
これから俺が、全部教えてあげるね。
TH｢大丈夫、気持ちいいことしよう。｣
･
･
･
｢……｣
疲れ果てて眠るAの顔にかかっていた髪を払う。
まつ毛に涙が溜まっていたから手で拭った。
TH｢はあぁぁ……｣
生殺しもいいとこだよ。
最後まで手を出さなかった俺を褒めて欲しい。
このままAの横にいたら理性が崩壊しそうだから、近くのソファに座った。
溜息をつきながらAを見つめる。
わかってる。
余韻に浸ってる俺、超キモイって。
でも可愛かったんだ。
どんな女の子よりもAが一番、いや比べられないほどに綺麗だった。
あと、思ったより……えっちだった。
JN『テヒョンイ。』
ドアのノックとともにジンヒョンの声がした。
TH｢……終わったよ。｣
JN『ほ、ほんと？入ってもいい？』
TH｢うん。｣
遠慮がちに開いた扉の向こうにはジンヒョンとユンギヒョンがいた。
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あい(プロフ) - このお話大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (2021年9月4日 15時) (
レス) id: fc16481cf6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し77872号(プロフ) - あさん» 一気読み！ありがとうございます！ご期待に添えることができるように頑張ります！ (2021年9月1日 10時) (レス) id: 7a2b063138 (このIDを非表示/違反報告)
名無し77872号(プロフ) - ヌナさん» ありがとうございます！頑張りますー！ (2021年9月1日 10時) (レス) id: 7a2b063138 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - はじめまして！とても面白くて初めから一気読みしてしまいました！更新大変だと思いますが、頑張ってください！！応援しています！ (2021年8月25日 4時) (レス) id: bd5aea29b2 (このIDを非表示/違反報告)
ヌナ(プロフ) - ほんっっっっとに面白いです！大好きですこの作品！更新頑張ってください！ (2021年8月22日 22時) (レス) id: 0a8f295be4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぞのなか x他1人 | 作成日時：2021年8月19日 21時
