No.44 ページ48
･A
朝は騒がしいリビングの声で起きた。
昨日の夜のことはあんまり覚えてない。
すごくすごく眠たかったから。
僕は体力がないから、少し歩いただけで疲れてしまう。
ジョングクさんとなにか約束したよね……そうだ、運動するって。
みんなで、運動するって。
TH｢おはよ。｣
｢……！｣
びっくりした。
ベッドのすぐそばに、テヒョンイヒョンが頬杖をついて僕を見ていた。
……いつから居たんだろう。
｢おは、よ…ございま……｣
寝起きで全然声が出ない。
TH｢おいで、顔洗おうか。｣
｢え、？｣
僕に向かって手を広げると、そのまま脇の下に入れて持ち上げられた。
どうしてこの人たちは僕を赤ちゃん扱いするんだろう。
｢テ、テヒョンイヒョン……｣
TH｢んふ、困ってる顔も可愛いね。｣
なんだそれ。
TH｢行こっか。｣
抱き上げられたまま、部屋を出る。
あぁ、でもやっぱりさ。
触れられるのって気持ちいいし嬉しいし幸せだな。
TH｢ん、A？｣
｢……ふふ、｣
ぎゅうっと抱きつくとテヒョンイヒョンは頭を撫でてくれた。
子どもになった気分。
TH｢はぁ……｣
テヒョンイヒョンのため息が聞こえて、顔を伺うと逸らされた。
TH｢ベッドに逆戻りしちゃいたくなるからやめて。｣
｢？｣
ポンポン、と背中をさすられて降ろされた。
じゃぶじゃぶと顔を洗う。
はあ、目が覚めそう……
TH｢今日はヒョンたちは先に仕事に行ったよ。リビングで寝坊助のジョングガがご飯食べてると思うから一緒に食べてきな。｣
｢わかりました。｣
リビングまで送ってくれたテヒョンイヒョンも、お仕事があるのか家を出ていった。
昨日から思ってたけど、七人のヒョンたちはみんなそれぞれ家があるのか。
この家に部屋はあるけど、家も別にあるのかな。
血の繋がった家族には見えないから、友だちとか？
JK｢ふ、ほはひょ、｣
ジョングクさんが頬を食べ物でいっぱいに埋めてる。
ハムスターみたい。
｢おはようございます。｣
JK｢ん、これ俺のね。これはAの。｣
JM｢……こら、欲張らない。｣
ジミンさんがキッチンからヒョコリと顔を出す。
JM｢おはよ、A。昨日はよく寝れた？｣
｢はい。｣
JM｢そう。｣
ジミンさんはそれだけ言ってキッチンに戻って行った。
すごく眠たそうだったな。
JK｢……。｣
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名無し77872号(プロフ) - スミスキーさん» ありがとうございます！しっかり伏線回収したいと思います！ (2021年8月19日 21時) (
レス) id: 7a2b063138 (このIDを非表示/違反報告)
名無し77872号(プロフ) - お豆腐さん» ありがとうございます！続編も出ましたので是非チェックお願いしますー！！！ (2021年8月19日 21時) (レス) id: 7a2b063138 (このIDを非表示/違反報告)
スミスキー(プロフ) - この小説面白くて凄く大好きです！！更新頑張ってください！！ (2021年8月14日 12時) (レス) id: 78ab9a25ad (このIDを非表示/違反報告)
お豆腐(プロフ) - この小説すごく面白くて大好きです！！更新されるたびにニヤニヤしながら読んでしまってます笑 (2021年8月14日 8時) (レス) id: 236bbfcab0 (このIDを非表示/違反報告)
名無し77872号(プロフ) - ヌナさん» ありがとうございます！コメントめちゃくちゃ嬉しいです笑 これからもよろしくお願いします！ (2021年8月2日 19時) (レス) id: 7a2b063138 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぞのなか x他1人 | 作成日時：2021年7月14日 0時
