たからばこ【4】 ページ4
ヘイジ｢あぁ〜！？オヤジとカシラが泣かしてる〜！！｣
イヌヅカ｢おいヘイジ…！｣
叫びながら部屋に入ってくるヘイジと、その後に続くイヌヅカ。
俺やオヤジはもちろん、海色もそっちを向いて固まった。
海色｢……シャツの人と…車の人だ｣
イヌヅカ｢シャツの人???｣
ヘイジ｢車の人???｣
リュウ｢ふっw
……海色、シャツの人がイヌヅカで車の人がヘイジだ｣
ヘイジ｢えカシラ今笑いましたよね???｣
イヌヅカ｢鼻でな｣
海色｢……イヌヅカさん…と、ヘイジ｣
ヘイジ｢なんで俺だけ呼び捨て???｣
リュウ｢黙れ｣
ヘイジ｢ｱｯﾊｲ｣
その後、海色はお嬢と風呂に入り俺の服を着た。
リュウ｢へぇ、綺麗じゃねぇか
お前の髪色｣
風呂で綺麗に洗われた海色の髪は、出会った日とは全く別人のような綺麗な銀髪になっていた。
めい｢海色、ここに座って｣
お嬢と手を繋いだ海色は言われるがまま席についた。
イヌヅカやヘイジ、カンタやオヤジ、そして俺も席につく。
一同｢いただきます｣
海色｢???｣
一斉に食事を食べ始め、キョロキョロと俺らの顔を見る海色。
リュウ｢どうした海色、食わねぇのか？｣
海色｢……これ、食べてもいいの…？｣
リュウ｢もちろんだ、たらふく食え｣
海色は料理をじっと見つめたあと、恐る恐る食べ始めた。
海色｢……っ！｣
一瞬目を輝かせたあと、がっつくように食べていた。
ヘイジ｢おいおいwそんな勢いで食わなくても料理は逃げねぇぞ？w｣
そんなヘイジの声も無視してどんどん食べる海色。
一体どれだけ腹が減っていたのだろうか…。
一同｢ごちそうさまでした｣
海色｢……でしたっ｣
俺らが手を併せたのを見て真似をした海色。
隣に座るお嬢がにこにこと海色を見ている。
それに気付いた海色もぎこちない笑顔をお嬢に向けた。
……何だこの和ましい空間は…
おかしいな、ここヤクザの組事務所なんだけどな…。
なんて思ってしまう。
その日、海色はお嬢の部屋で一緒に眠ることに。
リュウ｢海色、また明日な
お嬢も、おやすみなさい｣
手を繋いで寝室へ向かう2人に手を振る。
海色｢また明日…！おやすみ…！｣
海色はまた真似をして手を振り返した。
めい｢おやすみ、リュウ｣
お嬢は海色の手を引いて自室へ。
俺も自室に行き、ベッドに潜って眠った。
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亜楽々木歌詞無(プロフ) - モカさん» コメントありがとうございます…！気が向いた時のみの不定期更新になってしまいますが、応援お願いします…！ (2022年8月21日 20時) (
レス) id: ac4d4cf130 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - 凄く面白かったです‼更新も頑張ってください‼‼ (2022年8月21日 19時) (レス) @page18 id: 68e38e087b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌詞無 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2022年8月3日 17時
