たからばこ【11】 ページ12
イヌヅカさんにシメられている最中、スマホが鳴った。
ヘイジ｢……カシラから？なんだ…？｣
俺はとりあえず電話に出た。
ヘイジ｢はい、ヘイジです
なんですカシr((リュウ｢ヘイジ！！イヌヅカも一緒か！？｣声デカいですってカシラ…
一緒ですよ？｣
電話の最中、イヌヅカさんは不思議そうな顔でこっちを見ていた。
ヘイジ｢えぇ！？海色が消えたぁ！？｣
イヌヅカ｢何！？｣
俺達は急いで屋台を畳み、カシラの元へ合流した。
そこには鈴森家と神楽家も揃っていて
いつも海色と繋いでいたカシラの手は、お嬢の小さな手に握られていた。
ヘイジ｢海色が消えたってのはホントみたいっすね…｣
イヌヅカ｢カシラ、何があったんです？｣
リュウ｢それがな…ちょっと目を離した隙に消えたんだよ…｣
イヌヅカ｢ただの迷子の可能性は？｣
アヤネ｢夏祭りの本部にも聞きに行ったんだけど、迷子は来てないって…｣
ハルト｢俺達が合流する時も会わなかったよ｣
ヘイジ｢万が一はぐれた時は先に組事務所に帰るように言ってありましたよね？｣
お嬢は首を横に振った。
めい｢お父さんに連絡したんだけど、帰ってないって｣
イヌヅカ｢……GPS付きのブレスレットは？｣
海色の右手には、こういう時のために着けさせたGPS付きのブレスレットが着いていた。
リュウ｢それもダメみたいだ｣
カシラはそう言うとポケットから破壊されたブレスレットを取り出した。
念の為3本着けさせたブレスレットだが、全て破壊されている。
ひまり｢……本部にも家にもいなくて、合流してきたハルトくんといおりにも会ってない、GPSも壊されてる
となるとこれって誘拐なんじゃ…｣
ひまりがそう言った。
リュウ｢ヘイジはお嬢と一緒にいろ
アヤネ達はもう一度祭り会場を探してくれ
イヌヅカは俺と会場の外を探すぞ｣
ヘイジ｢へい！｣
アヤネ｢わかった！｣
イヌヅカ｢はい！｣
そう言うとカシラはイヌヅカさんと一緒に祭り会場を出た。
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亜楽々木歌詞無(プロフ) - モカさん» コメントありがとうございます…！気が向いた時のみの不定期更新になってしまいますが、応援お願いします…！ (2022年8月21日 20時) (
レス) id: ac4d4cf130 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - 凄く面白かったです‼更新も頑張ってください‼‼ (2022年8月21日 19時) (レス) @page18 id: 68e38e087b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌詞無 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2022年8月3日 17時
