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時雨「……ん」
目が覚めると
体を起こし、辺りを見回す。
時雨「……掴まったか」
「目が覚めたか」
低い声と共にドアを開けて入ってきたのはおそらく
リアム「看守長を務めているリアムだ
ようこそ刑務所へ、連続殺人犯【銀色の悪魔】」
時雨「連続殺人犯…【あいつ】また殺したんですか?
今度は何人殺しました?」
リアム「詳しい人数は知らない
ここにいるという事実が全てだ
動けるなら牢屋へ向かうぞ」
【7】と書かれた看板を手に持ち、写真を撮って牢屋へ。
リアム「お前達
7番の牢屋に入る囚人を連れてきた」
時雨「ども〜僕です〜」
牢屋の3人の囚人に手を振る。
リアム「ここがお前の牢屋だ、入れ」
時雨「はいは〜い」
牢屋に入るとドアが閉まる。
リアム「今日はもう休むように」
看守が出て行くとバシャバシャと水の音がする。
すると後ろから「ぷはっ」と息を吸う音がする。
僕は音のした方へ向かう。
時雨「だ〜れだ?
ってあれ、ぺいんとくん?」
トイレから顔を出していたのは小さい頃よく一緒に遊んでいた近所のお兄ちゃん、ぺいんとくんだった。
何も知らないという振る舞いをしているのはもちろん
ぺいんと「やっぱりそうだ!時雨!」
「え、なになに知り合い?」
「どういうこと?」
とりあえず自己紹介を含めて色々説明することに。
ぺいんと「この子は橘 時雨
10年くらい前かな?
近所に住んでて、よく一緒に遊んでたんだよ」
時雨「けど僕は引っ越しちゃって、それっきりだったっけ」
しにがみくんとクロノアさんはなるほどと納得している様子。
明日から一緒に刑務作業かぁ、楽しそうだな
まぁ、楽しみつつも僕は足掻き続けるよ。
死ぬまでの30日間、無駄にはできない
今度こそ有意義に使わなくちゃ
もう誰も死なせない
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作者名:歌詞無 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2021年10月23日 11時