私の個性に名前を与えてはいけません【呪術廻戦】【ヒロアカ】 (ページ41)

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行動理念を探してページ41

緑谷出久side

ホ「危ないから、下がってようか」

「わわっ！」

ホークスの個性【剛翼】によって、僕達が安全圏に移動させられる

かっちゃんを含める僕達三人は、ホークスの背後で固められる

五「僕が接近するから、援護はよろしく」

轟「五条先生っ！俺達も」

五「駄目。一応君らは他校の生徒だ。ヒーローの卵である君らに殺しをさせる訳にはいかない」

すんなりと「他校の生徒だから」と協力を断られる

って殺し！！？？

ホ「…五条さんアンタ」

五「止めないで。絶対アイツは本体じゃない、殺すつっても分身を消すようなもんだから」

「分身を消すようなもん」…そんな一言に詰まっていた息が戻る

怖かった

ヒーローにとって、殺しは御法度

あくまでも世間や憧れる人に向けて、出血沙汰を見せる訳にはいかないから…

だから勿論、僕達ヒーロー科も行動不能か拘束状態にさせるのはマスト

ホークスも行動不能にするのが難しいと分かってしまっているのか、援護する気満々だ

それでも

「その人ってAさんと何か関係する人なんですよね！？何か理由があるんじゃないですか！！？？」

僕は、砂月さん(あの人)が何の理由もなく…誰かに危害を加えるとは思えなかった

Aさんは砂月さんを嫌っている

でも、砂月さんはAさんを嫌っていないと思える

あの人は恐らく…いや、確定で砂月さんだ

そして砂月さんが言っている事が正しければ、かっちゃんはまだ…助かる

実際かっちゃんがこちらに【剛翼】によって連れられた時も、僅かながら視線が移動した

大幅な変化はしないが、確かにかっちゃんはまだいる

爆豪勝己(・・・・)と名のついた空っぽの体じゃなくて、僕達の知っているかっちゃん(・・・・・)が

本当に僕達に害をなす気があるならば、とっくのとうにかっちゃんは怪我をしているだろう

しかし精神に干渉されただけで、かっちゃんは無傷だ

っいや、無傷なのか怪しいけど

でも

砂「……そうだね！何も理由が無い訳じゃない…でも、どうして僕(俺)にそんな事を聞くの？君に得は無いよね？」

「…っAさんが言ってたんです。『アイツは嫌いだけど、本当に私が嫌がる事はしない』って…『アイツは私の絶対なる味方だって分かってる…でも、嫌いなものは嫌いなんだ』って！！だからAさんの絶対なる味方である貴方が、此処までする理由が…きっとあるって…っ思ったんです！！」

砂月さんは少し目を細めて、微笑んだ