私の個性に名前を与えてはいけません【呪術廻戦】【ヒロアカ】 (ページ37)

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休め、子供社畜ページ37

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幼い頃、私はどんな生活をしていただろうか

必要最低限の居食住

小学生らしくランドセルを背負ったっけ

でも、微塵も嬉しく無かった

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「こら！！Aさん！居眠りは駄目でしょう！？」

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学校の授業に出ても

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『…っあ、すいません…先生』

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居眠りばかり

着実にクラスメイトは私から離れて行ったし、私もクラスメイトと仲良くする意味を感じていなかった

今、思うとあの頃の私はかなり荒れてたのかも知れない

朝は急いで学校の準備して、宿題やって

昼は学校で授業中居眠りの繰り返しで、先生に怒られる

夜は一族が引き受けた任務の肩代わり

生憎大人じゃなくて幼い子供の心に「人を騙して、裏切って、弄んで、殺した」という事実は体を蝕む毒に等しかった

初めはどうにか被害者を逃がそうとした

……結局、逃がせなくて「嘘付き」と言われた

殺すのに慣れてきて、もういっそ被害者に対して非情になろうとした

「相手は悪い奴なんだ」と思い込もうとした

……どんな相手だろうと、私は暴言等を吐けなかった

……人の思い込みって凄いんじゃなかったの？

それから私は如何に「被害者(ターゲット)を苦しませず」殺すのを徹底した

任務は楽になった

でも心の奥底で渦巻く辛さは正直で

夜に寝る事は難しくなった

どうしても疲労による睡眠以外は、上手く寝れなかった

食べて

飲んで

勉強して

苦しんで

居眠りして

怒られて

人を殺して

…安眠なんて言葉が、程遠くて

もう周囲の他人に、気を配っている余裕は持ち合わせられなくて

様々な人と疎遠になった

そんな時に、あの子と出会った

あの子は私にとって、太陽のようで

あの子は私にとって、一緒に生きたい存在で

だからあの子がいなくなった後は、生きる屍のようだった

何食べても美味しくなかった、味さえもしなかった

ただただ淡々と生きて、当時学長になる前の夜蛾先生に救われた

私の説得や健康面の調整に一年間かけて、私は正式に高専での預かりになった

力のせいで外に出られないから、ずっと室内空間での勉強か誰かと話す事が多かった

そしてやっと慣れてきた頃に、あの三人と出会った

初めて、あの子以外の年が近い人間に会った