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「A、ちょっと来なさい」


「...はい、お父様」



あの人達との夕食が終わり、自室に行こうとしたら止められた
近づくのが怖くて仕方がなかったが、言う事を聞かないと痛い目にあってしまうので、従うしかなかった



「明日から私達は暫くの間出張に向かう。その間大人しく待っているんだぞ?」


「分かりました...」


「いい子にしていなかったら...どうなるか分かってるわよね?」


「はい、お母様」



この目は3日間食事抜きと言っている目だなと即確信する
それ程私が気に食わないと言う事だろう...



「ああそれと明日から私達が帰ってくるまでお手伝いさんも来ないからね」


「...え?」


「自分で何もかもやってね?
あと掃除とかもやっといて」


「もし少しでも埃が残ってたらこの前のお手伝いさんみたいになるかもしれないわね?」









この前のお手伝いさん...









.









それは数週間前までここで働いていたお手伝いさん



とても優秀で、お手伝いさんの鏡と言っても過言ではなかった

あの人達もとても信用していた









.









しかし、その人は数週間前から姿を表さなくなった
どうやらその人はあの女が気に入っていた花瓶を割ってしまったらしい...





割ってしまったその日からその人はこの家にある地下室にいるらしい









.









食事も与えられず...
太陽の光も浴びてもらえず...
服も替えられず...









息をしていない(・・・・・・・)今もずっと閉じ込められている









.









考えただけで震えが止まらなかった
それを見てか、充分に脅しを掛けてあの人達は去っていった









.









__絶好のチャンスが来た





「決行するなら...明日だ...!」



ニヤニヤする口元を抑えて、自室まで向かった









絶対にこの家を出ていってやる

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西堂 - 4話しか読んでいないのに、文章力が凄くて思わず小説の世界にのめり込みました…!更新待ってます(*´︶`*) (2021年10月21日 20時) (レス) @page4 id: 547acc49ef (このIDを非表示/違反報告)
- 続きが読みたいです! (2021年9月23日 10時) (レス) @page4 id: 5c7d476a21 (このIDを非表示/違反報告)
なや - 更新しないんですか? (2021年6月13日 12時) (レス) id: 275f8b1851 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茜羅 | 作者ホームページ:http://gokutozihen  
作成日時:2020年2月20日 19時

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