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お兄ちゃんが居なくなってからから3年の月日が流れた
3年間あっという間だったな、なんて言いたいけれど、私にとっては倍くらい長く感じた
それもそのはずだ
毎日あの人達に叱られてばかりで、辛い思いをしているからね
当時、中学生だった私も、いつの間にか高校生になっていた
そう言えば、お兄ちゃんも居なくなった時丁度高校生だっけ...
という事は今は立派な成人さんか...
「...逢いたいな」
もう一度お兄ちゃんの顔が見たい
お兄ちゃんに触りたい
いっぱいいっぱいお話したい
そんな想いだけが日々積み重なっていった
叶わない願いなのに、心のどこかでもう一度逢えるなんて信じてしまっている
もう死んでしまっているかもしれないのに、きっと逢える...と
「ああ！もう！縁起でもない！！」
絶対に逢ってみせる
お兄ちゃんもそう言ってくれたもん...
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「ごめんね...本当は君が高校生になるまで待ちたかったけど...、僕にもう限界が来てしまったようだ...。本当にごめん...。色々準備が出来たら絶対に迎えに来る...。だから.......」
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「＿＿強く生きて...A」
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あの時、聞こえた声は確かにお兄ちゃんだった
寝ぼけ眼だったけれど、涙で歪んでいたけれど
＿＿優しい顔をした大好きなお兄ちゃんだった
「絶対に迎えに来る...よね！」
それを信じて今まで生きてきた
お兄ちゃんに逢えるならなんでもする
もう私だって高校生になったんだ！
お兄ちゃんみたいに大人になったんだ！
「＿信じてるからね、お兄ちゃん」
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西堂 - 4話しか読んでいないのに、文章力が凄くて思わず小説の世界にのめり込みました…！更新待ってます(*´︶`*) (2021年10月21日 20時) (
レス) @page4 id: 547acc49ef (このIDを非表示/違反報告)
箱 - 続きが読みたいです！ (2021年9月23日 10時) (レス) @page4 id: 5c7d476a21 (このIDを非表示/違反報告)
なや - 更新しないんですか？ (2021年6月13日 12時) (レス) id: 275f8b1851 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜羅 | 作者ホームページ：http://gokutozihen
作成日時：2020年2月20日 19時
