A級ソロ隊員は人を信じない【ワールドトリガー】 (ページ19)

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15こ目の嘘ページ19

ふと本部の方を見れば、でっかい空飛ぶネイバーが基地に向かって砲撃をしていた。

まずいと思ったが、ネイバーは太刀川さんによって斬られていた。姿はよく見えないが、あのきれいな太刀筋は太刀川さんだろう。

基地を眺めていれば、後ろから新型ネイバーに攻撃される。油断も隙もない。気が抜けない戦いは嫌なんだけどなぁ。

《宮軌くん、南西の方でネイバーが突破したわ。援護に向かってちょうだい。C級隊員や一般市民がまだ残ってるはずよ》

沢村さんから連絡が入る。どうやら南西のネイバーをやってほしいようだ。

『宮軌了解』

そう返して南西の方角へ向かう。
もちろん途中で会ったネイバーを倒しながら。

こいつらネイバーに意志はあるのだろうか。
俺が南西へ行こうと思っていたら、南西方向からわらわらとネイバーが現れる。
しかも新型ネイバー。囲まれていて動きにくい。
厄介な。

まずは雑魚のモールモッドとバムスターから。
グラスホッパーで上に飛んで、そこから孤月で切りつける。そのまま3〜4体倒して、バイパーで他の奴らを追撃。アステロイドも使って追い込む。

新型ネイバーが手で掴んでこようとするので、これもグラスホッパーで飛んで避けた。
そのまま孤月で腹の部分に攻撃を入れるが倒れない。
傷が入ったにも関わらず、未だ攻撃を放ってくる新型ネイバー。先程入れた傷に向かってもう一度孤月を振るう。
真っ二つに切れてトリオンが漏れてきた。

それらを繰り返して周りにいるネイバーを殲滅していく。

『俺の邪魔してんじゃねーよっ！』

その言葉と共にメテオラをぶっ放す。
爆音がして辺りの建物が全部崩れたが気にしない。
うん、死闘の末にこうなったのであってわざとじゃない。
仕方ない仕方ない。

メテオラで爆撃したが、立ち上がってきたのは矢張り新型ネイバーである。モールモッドやバムスターなどは今ので倒せたようだ。損傷は酷いが新型はまだ動いている。
新型の色によって攻撃が違う。
攻撃を躱す内に特徴というか、タイプが分かってくる。

今立ち上がったのは腹から磁石のようなものを出して攻撃してくるやつに腕の装甲が特に硬くてそれを武器にしてくるやつが複数。

磁石の攻撃を避けつつアステロイドで頭を狙うが、他の新型ネイバーが腕の装甲で庇った。
連携したのか･･･？面倒くさい。
そのままその新型ネイバーの足に向かってアステロイドを打つ。足なら腕では庇い切れない。
崩れ落ちた隙を狙って、弧月でざっくり。