person4:櫻井翔 ページ19
櫻井レポート 改め 二宮レポート
シリーズ『私を変えた人』今回は私、二宮和也が我がグループの誇るMr.Brain、影のリーダーにして撫で肩界のプリンス櫻井翔ちゃんをインタビューします。二宮君に引き続き居酒屋にて根掘り葉掘り聞いちゃいます。
二宮「じゃあ櫻井さん、よろしくお願いします。」
櫻井「よろしくお願いします。ってにの！
ポップに仕切り過ぎだよ。
僕の仕事の内なんだから、もう少し真面目に…。」
二宮「いやいや、だってこれドラマでいったらスピンオフ的な感じでしょ？
少しトーン変えないと、読んでる人もあきちゃうって！」
櫻井「いや、でもさ。」
二宮「じゃあ、早速ですがテーマである『私を変えた人』聞いちゃおっかな？」
櫻井「もう！
じゃあにのが相葉くんの話ししてくれたんで、僕も相葉くんの話ししていいですか？」
二宮「………。
翔ちゃんさぁ、相葉氏の事となると私と張り合う傾向にありません？
いや、別にいいんですけど張り合ったところで、私のTOPの座は譲りませんけど。」
櫻井「べ、別に張り合ってなんか無いって、『私を変えた人』だから話すだけであって……。」
二宮「…そういう事にしときましょ。」
櫻井「コホンッ。
えーと、話しは結成当初の頃になるんですが、僕はこの頃少なからず不満を抱いて仕事をしていました。
自分の意に反してのデビューとなり、毎日休む間もなく詰め込まれるスケジュール。イベントを開けば、想像もしていなかった数のファンの子達が押し寄せる。
ガラッと変わってしまった周りに頭が追い付かなくて、戸惑っていて……。
もはや後に退くことが出来ない状況に、やるしかないって覚悟を決めたものの、もやもやとした気持ちがどこか渦巻いていました。」
二宮「私もその口だったんで、わかりますよその頃の葛藤。」
櫻井「与えられる仕事を僕なりに一生懸命こなしていても、今一つ手応えと言うか達成感みたいなものが感じられずイライラしている事が多かったんです。」
二宮「何かを求めるタイプだよね。物事に結果がついてくると安心する。そんな感じ？」
櫻井「突き詰めて言うと、そうなのかも。
この仕事って常に1+1=2、みたいな明確な答えが無い仕事じゃあないですか。
何を目標にして、どんな結果を出して、何をするべきなのか迷ってた。」
二宮「若かったね〜。若かった……。」
櫻井「ふふ。確かにね、若かったのも一因かも。そんな毎日の中である時相葉くんと二人の仕事があったんだけど……。」
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作者名：43 | 作成日時：2018年11月17日 10時
