名取姉弟

． ページ4

・



・



・







白石に“ カンファ遅れないでね ”って念を押されて、



急いで準備する。








橘「 カンファ始めるぞ〜 」







の掛け声と共に医局に滑り込む。







橘「 おいおい、名取今日もぎりぎりか。 」







半笑いの橘先生。







ペコッと会釈して席に座る。







どうせ初めは興味のないフェローの紹介。







爪伸びてるなぁ〜って下を向きながら



爪を見つめる。







橘「 左から横峯、灰谷、名取だ。 」







あら、同じ名前の子居んじゃん。







興味はその程度、だからまだ下を向いたまんま。







橘「 んじゃ、軽く自己紹介よろしく。 」







横峯「 横峯あかりです！よろしくお願いします！ 」







元気いっぱいだね、静かにしよう。







灰谷「 え、っと灰谷俊平です。



よ、よろしくお願いします。 」







なになに、緊張しすぎじゃね？







名取「 名取颯馬てす。お願いしまーす。 」







颯馬くんって言うんだ。







颯馬＿＿＿＿名取颯馬。







え？っと思って顔上げたら、







「 やっぱり。 」







白石「 なに、どうしたの？ 」







「 あいつ知ってる。 」







白石「 あいつって？ 」







「 名取颯馬。 」







白石「 あぁ、同じ名字だもんね、親戚とか？ 」







「 いや、、弟。 」







なんで、ここに居んのよ。







・



・



・

．→←．

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す