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錦戸「 ほんまありがとう 」
『 いやいや、全然 』
錦戸「 … 」
『 …… 』
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教科書も受け取ったし、もうこれ帰っていいよね？
バイバイとか、またねって言える仲でもないし、この微妙な関係の人との別れ際、めっちゃ悩むんだけど。
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横山「 どっくん遅すぎるんやけど 」
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大声で話しかけながらこっちに近寄ってきたのはきっと錦戸くんの友達、
ラッキー、あたしこのまま帰れる
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と思っていたのに、帰ろうと玄関へ向かおうとしたら、前から歩いてきた白いこの人に腕を掴まれた。
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錦戸「 え、ちょ、横山くん 」
『 え、あの 』
横山「 白石さんやんな？どっくんの言うてた 」
『 え、はい 』
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どっくんの言うてた、てなに？なにを言ってたの？
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横山「 どっくんが、仲良うなりたいんやって！ 」
錦戸「 さいあっくや 」
横山「 仲良うしてやって！ 」
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ええ
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続く (更新停止中)
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作者名：みるく | 作成日時：2021年4月5日 1時
