◎ 優しすぎる彼氏 (ページ9)

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『もう、ミカちゃんって誰なの本当に～』

安田「バイト仲間、なんかなぁ」

『 …でも、さあ』

渋谷「そんなに心配なんやったらバイト先行けばええやん」

横山「すばるっ！おまえそれっ！最高やな！」

安田「あ～、それもええなぁ、A今日なに食べたい～？」

『いや…ちょっとまって…なんですばるくんと裕くんいんの？』

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章ちゃんがオススメしてくれた服屋へ行くと、店内にたまたまいたすばるくんと裕くん。

何故か二人は自然とあたしと章ちゃんの後ろをついてきて当たり前のように後部座席に乗り込んだ。

…この二人、めちゃめちゃじゃない？

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横山「 Aの彼氏がおる店、居酒屋なん？」

『 …そーだけど』

渋谷「よっしゃ行くか！安、運転頼んだで」

安田「あいあ～い」

『しょおちゃん！？』

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ええやん楽しそうで、って口角を上げながら笑う章ちゃんはいつもの優しい章ちゃんじゃなくて。

章ちゃんが一回こうなったらもう止めても無駄って事は分かっているからもう観念してスマホを見る。

インスタを開くと錦戸くんから【マルがなんかごめんな】って律儀にきていた。

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『 ……謝るべきなのはフラフラしてる忠義なんじゃないかなぁ、』

安田「ん？なんか言うた？」

『ううん、なんにも言ってないよ』

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ねえ、忠義

たまにあたし、忠義の好きとあたしの好きは違うんじゃないかなって思うよ

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