◎ 優しすぎる彼氏 (ページ24)

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朝、目を覚ますと隣には上半身裸の忠義と、ベッドの下に乱暴に散らばってるお互いの服。

顔を洗うためにリビングに行くと机の上に置いてあるあたしのバックと、忠義のスマホ。

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『 …しょおちゃん、』

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そうだ、あたし結局章ちゃん達になにも声をかけずに帰ってきちゃったんだ、やばい。

バックからスマホをとりだしてスマホを開くと章ちゃんから不在着信が三件、はいってた。

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『 …でるかな、』

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一応ちゃんと家に帰れたよ、って伝えないとまずいだろうな、と思ってかけたけれど。

まだ朝の九時過ぎだし、章ちゃん寝てるかもしれないからまた午後にでも連絡しよう、なんて思ってたら

安田【 A～？】

つながった電話。

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『あ、起こしちゃった？』

安田【んー？午後から有名なパスタ屋さんに行こうかな思って準備してた】

『パスタ？いいなあ、美味しそう』

安田【ほなAも行く？あ、おーくらと居る？】

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章ちゃんからの誘いに寝室のほうを覗いたけれど、まだスヤスヤと寝ている忠義。

…いいよね、べつに。

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『いきたい！あたしも準備する！』

安田【ん、家着く時連絡するで】

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パスタなんて久しぶりかも、章ちゃんがいうほど有名ってことは美味しいんだろう。

楽しみだなあ、なんて浮かれてるあたしは気づかなかった。

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忠義が聞いてたなんて、気づかなかったんだ。

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