#帝国が来た！ ページ7
｢誰だアイツ！｣
｢あんなヤツうちのチームにいたか！？｣
そう誰かが叫んだ。
向けば修也くんが雷門のユニフォームをきてグラウンドに入ってきたところだった。
どうやら修也くんはメガネくんと代わり雷門の11人目となるようだ。
｢豪炎寺！やっぱり来てくれたか！！｣
｢！大丈夫か！｣
｢……へっ、遅すぎるぜ、お前。｣
｢フッ……。｣
試合が再開される。
開始早々雷門は帝国にボールを奪われ、また必殺シュートが繰り出されようとした。
｢《デスゾーン》！！｣
今日見たなかで一番威力の高いシュートだ。
それをみた修也くんはそのまま走り、上がっていく。
円堂くんは力強く拳を握った。
そこからはイナズマが走っている。
｢はああああ！！！！｣
彼は必殺技をだしたのだ。
それもデスゾーンを止めるほどの強力な技だ。
｢行け！豪炎寺！！！｣
円堂くんの投げたボールは帝国側に上がっていた修也くんに繋がった。
素早くトラップし、ボールを打ち上げる。
｢《ファイアートルネード》！！！！｣
｢ファイアートルネード！……テレビで見るより迫力あるなあ……！！｣
修也くんのシュートは見事に帝国ゴールに突き刺さった。
ピィー！！！とホイッスルが鳴る。
あの帝国から一点もぎ取ったのだ。
やっぱり修也くんは凄い。あの時よりも数段に上手くなったサッカー。
彼は確実に前に進んでいたんだ。
後で修也くんのところに行こう。
ーーー
ーー
ー
その後すぐに帝国から試合放棄が伝えられ雷門は実質帝国との練習試合に勝利したのだった。
｢凄い…！｣
雷門の選手に囲まれた修也くんのところには流石に行けなかったので、話が終わるまで待つことにした。
しかしどうだろう。
修也くんはユニフォームを円堂くんに渡してグラウンドを去っていく。
｢修也くん？｣
｢…A。どうしたんだ。｣
｢それはこっちのセリフというか……。サッカー部に入ったんじゃなかったの？｣
｢いや、今回だけだ。｣
それだけ言うと修也くんは着替えに行ってしまった。
今回だけ……助っ人ってこと？
助っ人にしておくには勿体ない実力だと思うんだけどな。
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雫(ｼｽﾞｸ) - とても面白いですね！ 作者さんのペースで更新を頑張ってください。 オリオンの刻印が好きで２つの作品を書いてます。 (自分の事までコメントしてしまい、すみません。) 無印では、特に帝国学園やエイリア学園が大好きですよ! (2019年6月2日 14時) (
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作者名：きょーりん | 作成日時：2019年5月30日 23時
