#目金、立つ！ ページ46
｢君、見どころあるね。｣
｢君たちは？｣
みんなで注文したのを待っていていると目金くんが背後から声をかけられていた。
｢君に見せたいものがあるんだ。ついてきたまえ。｣
そうして言われるがまま、みんなは席を立つ。
｢ん？A行かないのか？｣
｢うん、私注文したし、みんないなくなったらメイドさん困っちゃうだろうし。｣
｢そういうことなら仕方ないな。｣
みんなはエレベーターの方に向かっていった。
勿体ないから目金くんのトキメキピコピコケーキセットも頂いちゃおうかな！
円堂くんのピンクのトキメキミルクティーもね。
｢お待たせいたしましたー！メイドさんと一緒♡萌え萌えココア♡♡です。｣
｢ありがとうございます！｣
早速ココアを受け取り、飲もうをするとメイドさんが慌てて私を止めた。
どうやらこのお店のルールみたいなものがあるらしく、このココアには最後の材料が入っていないんだそう。
それをメイドさんと一生に私が投入するらしい。
最後の材料、…ミルクとかかな。
｢こうやって手でハートを作っていただいて、｣
｢こうですか？｣
｢そうです！お上手ですねお嬢様！そのまま、このココアに私と一緒に萌えを入れたいと思います〜。｣
萌えを入れる？メイドさんと一緒に同じことをすることでより思い出にもなるってことかな。
｢せーの、｢萌え萌えきゅーん♡♡｣｣
そう言って、ココアにハートをかざす。
ちょっと恥ずかしい。
｢さあ！お召し上がりください。｣
｢あ、いただきます。｣
マグカップを持ち上げてゴクリと一口。
ふわりと甘さがが口に広がる。ほのかに体があったまる丁度いい温かさ。これが萌え？
だとしたら萌えってすごい材料じゃない？
｢美味しいです…！｣
｢えへへ、ありがとうございます〜。｣
ごくごくと飲んでいると｢お嬢様、｣とまた声をかけられた。
首をかしげてメイドさんの話をきく。
｢わあ！いいんですか？ぜひ！｣
ーーー
ーー
ー
side:change
Aが待っていると言ったので他のみんなでついて行くことにした。
ちょっとあの空間から逃げ出せて良かったと思ったり。
恥ずかしすぎて無駄に緊張してしまった。
目金が興奮しながらプラモデルを見たり鉄道の模型を見たりしている。
少し呆然としてしまっていたが、俺達は秋葉名戸学園の強さのわけを探しにきたんだ。
｢ちょーっと待った！俺達はこんなことしてる場合じゃないんだ！｣
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雫(ｼｽﾞｸ) - とても面白いですね！ 作者さんのペースで更新を頑張ってください。 オリオンの刻印が好きで２つの作品を書いてます。 (自分の事までコメントしてしまい、すみません。) 無印では、特に帝国学園やエイリア学園が大好きですよ! (2019年6月2日 14時) (
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作者名：きょーりん | 作成日時：2019年5月30日 23時
