#これがイナズマ落としだ！ ページ30
次の朝、試合当日。
学校に集合するが、宍戸くんのことが気になる。
多分ただの捻挫だとは思うんだけど…。
｢A、あまり気にしすぎるなよ。宍戸も大丈夫だと言ってただろう。｣
｢でも、何があったら……。｣
｢遅れてすみませーん！！｣
｢あ！｣
宍戸くんの声が聞こえてその方を向くと少し覚束無い足取りの宍戸くんが。
｢宍戸！どうだったんだ？｣
｢いや〜歩けはするんですけどね、激しい運動は控えてって……でも！長引くことはないそうです。月影先輩が応急処置してくれたからです！｣
私が気にしてるのを感じ取ったのか宍戸くんはこっちを向いて笑った。
｢月影先輩！俺の代わりに試合出てください！｣
｢え！！？｣
｢いいですよねキャプテン！｣
｢おういいぞ！｣
何やらトントン拍子にスタメンとなってしまった私。
宍戸くんの代わりに試合に出るのか…。
｢わ、私頑張るね。｣
｢大丈夫だ。Aならやれるさ。｣
修也くんに肩を叩かれる。緊張し過ぎだと言われた。
ようやくバスに乗り込み野生中に向かう。
初めての試合……。ふぅ、と息をつく。
力んでちゃだめだよね。いつも通り。
ーーー
ーー
ー
野生中はどこをみても自然自然、オマケに自然。
まるでジャングルの中にいるみたい。
みんな唖然としていた。
｢コケっコケっ！！｣
｢！！｣
そんな声の主を探すと雷門さんの高級車に群がる人達。
｢これがクルマコケ！初めて見たコケ！｣
みんな好き放題いじっていてこっちにも唖然。
｢なんなのよ……！？｣
｢あ！あの人達です野生中のサッカー部！｣
これはまた個性的な……車を見たことがないって…移動手段とかどうしてたんだろう。自転車とか？
｢ほらグラウンドに向かうぞ。｣
｢うん…。｣
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雫(ｼｽﾞｸ) - とても面白いですね！ 作者さんのペースで更新を頑張ってください。 オリオンの刻印が好きで２つの作品を書いてます。 (自分の事までコメントしてしまい、すみません。) 無印では、特に帝国学園やエイリア学園が大好きですよ! (2019年6月2日 14時) (
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作者名：きょーりん | 作成日時：2019年5月30日 23時
