自分で可愛いとか言うなよ… ページ27
今井さんだ、……。
目の前に今井さんがいる……！！
｢こんにちは今井さん！｣
｢こんにちは、Aさん！｣
挨拶をすると元気に返ってくる。
なんだかこっちまで元気になっちゃうよね。
｢ところで谷川さん、結局どういうことなんですか？｣
｢あ、えーっと、…！サプライズしたくて！わっ！って驚くような嬉しいプレゼント…かな！？｣
｢なるほど、…モノじゃなくてもいいんですか？｣
｢と言うと？｣
｢一緒に遊園地行ったり、お買い物とか行くんです。妹さんの気が済むまで！｣
去年の私のプレゼントはこれだった。と言うか頼んだ。
兄ちゃんってば渋々来たクセに私の買い物に文句ばっかりするんだから。
私がそう言うと谷川さんはパァァと顔を明るくした。
｢それだ！ありがとうAちゃん！…ほら行きますよ今井さんっ。｣
｢おう、それではAさん！｣
｢はい！また！｣
谷川さんは今井さんの腕を引っ張ってダーッと走っていってしまった。
風が吹いて今井さんの香りが少しした。
……ヘンタイか、私は。
少しの間今井さんに会えた余韻でそこに突っ立っていたけどオレンジ色になった周りを見て再び歩き出す。
｢妹にプレゼントか。｣
谷川さんは妹さんのこと考えてるんだな。
兄ちゃんは何も言わなかったら何もしなさそう。
……そんなことはないのかな。今年はちょっと何も言わないどこ。
おもむろに足元の小石を蹴った。
するとその小石は綺麗に弧を描いた。
あれ？あれあれあれ？
その小石の落下地点の近くに人がいた。
お、おおおおぉぉぉ！！！？？
やべやべ！
ボコられるやん！
道場通うどころかバイト行くどころかまた病院だよ！！！
｢おりゃっ！｣
｢うぉっ！？｣
私はまだ飛んでいる小石目掛けて走り出す。
そして確実に当たってしまう人から小石を回収するため、その人の後ろにいた人の肩に手を付き跳び箱をするように飛び上がる。
そのまま頭上の小石を掴み、その頭スレスレでかわして着地。
からの猛ダッシュ。
だって後ろ姿バリツッパリだったもん。
ここで止まって大丈夫ですか？とか聞いたら終わりだからね。
私は後ろを振り向かず全速力で帰った。
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美紀 - 今日俺お姉ちゃんとドラマ見てますLDHグループの鈴木伸之君と三橋役の俳優さんが好きで見てます最高です伊藤君も大好きです (2019年7月26日 10時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
梅桜(プロフ) - めっちゃおもろいです！更新頑張ってください！ (2018年11月28日 21時) (レス) id: d21122adf8 (このIDを非表示/違反報告)
アヤト - 面白いです！続きが楽しみです！ (2018年11月26日 23時) (レス) id: 848c6a8d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きょーりん | 作成日時：2018年11月24日 20時
