お前そういうとこあるよな ページ25
｢あ、スーパー。｣
やっとの思いで見つけたバイト先。
ここのスーパーならお母さんも買い物には来まい。
そこからはトントンと話が進んだ。
ガチの人手不足だったらしくすぐに働けることになった。
商品に値段を貼る仕事をいただいた。
がちゃんがちゃんと商品に値段を貼る先輩。
なんなのそのマシーンは、心躍るよ？
｢ほんとにありがとうね、それじゃあ早速で悪いけど明日からお願いしてもいいかな。｣
｢はいっ、了解です！｣
そしてスーパーから出た私。
バイトして、お金貯めて自分のしたいことをする……なんだか大人になった気分だ。
ルンルン気分で家を目指す。
｢ふふっ、強くなった私を見て兄ちゃんなんて言うかな。｣
ぎゅぅとカバンを抱く。
するとポンポンと肩を叩かれる。
ビクってしたけど、隠すように笑顔で振り向く。
え？引きつってねぇよ！
｢あ、やっぱりAちゃんだ。｣
｢ぉ、あ、谷川さんっ。｣
うぉービビったー！
振り返るとニッコリ笑顔の谷川さんがいた。
でも隣には今井さんはいなかった。
｢なんでこんなところに？家もしかしてこっちなの？｣
｢あ、いや！野暮用で……。た、谷川さんこそどうして？｣
｢ん？今帰りなんだ、ちょっと先に学校あるから。｣
ちょっと先に学校？……てことはこの辺なら今井さんにもあわよくば会えるってことか………？？
ナイス！！わたし！！！
｢あ、そうだったんですね。｣
｢うん。で、声掛けたのはちょっと用事があってさ。｣
コソッと誰もいないのに耳打ちしてくる谷川さん。
｢あのさ、｣
｢ごくり、｣
｢女の子って何が好きなのかな……。｣
｢へ？なんで？｣
予想してないことを聞かれて思わず聞き返してしまった。
谷川さんは焦ったように喋る。
｢あ、いや、その、…そう！俺の妹の誕生日に何あげたら喜ぶかなーって。｣
｢んー、それは妹さんの欲しいもの聞いたらいいんじゃないですか？｣
｢え゛、そ、そういう事じゃなくて……。｣
｢？？｣
うーん、と唸ってしまった谷川さん。
そういう事じゃない？？
誕生日なんだし。私は毎年聞かれなくても兄ちゃんに頼んでいる。
谷川さんはまだ悩んでいた。
｢おーい、谷川ァ！！｣
｢わっ！！今井さん！｣
今井さん！！？
まさか会えるとは……。
｢今井さんまだですよ、聞けてませんよ！｣
｢え、そうなの？｣
二人で小さい声で喋っていた。
今井さん相変わらず素敵だなぁ。
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美紀 - 今日俺お姉ちゃんとドラマ見てますLDHグループの鈴木伸之君と三橋役の俳優さんが好きで見てます最高です伊藤君も大好きです (2019年7月26日 10時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
梅桜(プロフ) - めっちゃおもろいです！更新頑張ってください！ (2018年11月28日 21時) (レス) id: d21122adf8 (このIDを非表示/違反報告)
アヤト - 面白いです！続きが楽しみです！ (2018年11月26日 23時) (レス) id: 848c6a8d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きょーりん | 作成日時：2018年11月24日 20時
