あ、遺伝子って意味わかる？遺伝子って言うのはね、 ページ12
ん？待てよ、ここにいたはずの兄ちゃんのこと聞けばちょーナチュラルに話しかけられね？
やっば、天才やわ。
｢そこの人！｣
｢ああ？？｣
あれあれあれ、怖っ！
何そのドスきいた声！でもカッコイイや！
｢今井さん、俺がさっき話しかけた子っすよ。｣
｢そんなことわかってる！｣
コソコソと喋っている。
なんで。え、ボコボコにされちゃう感じ？
それにあの人ちょっと怒ってるし。
何だか話しかけちゃったらヤケクソでそのままイケそう。
｢その、二輪車引いてた人！何処に行ったかわかりますかー！！｣
｢奴はね、帰ってきますよ！！｣
｢お、あ、そうなんですね！｣
そそそっと近づく。
何だか緊張するので隣の人の隣にいく。
｢私もその人に用があるので一緒に、待っててもいいですか？｣
｢ええ、もちろん！！｣
｢え！いいんですか！？｣
うわ、マジか。
嬉しい……。今だけは兄ちゃんがいなくて良かった〜。
奴はって言ってたしこの人、兄ちゃんと関わっちゃったってことだよね。
特にそれ以上話すこともなく、立っているのも辛いので私だけ座り込む。
そのまま三人で兄ちゃんを待つ。
｢え、これ来なくね？｣
｢そうですよ、アイツ絶対来ませんって……。｣
｢いや！！絶対に、来る！！！！！｣
どこからそんな自信が……。
私ならすぐ帰っちゃってるよ。
それもこの人のすごい所で、いい所なのかも。
｢ねえキミ、もう帰った方がいいよ。｣
｢あでも、帰って来るんじゃないんですか？｣
兄ちゃんなら来ないかもだけど。
え、もしかして待ってる人違う？
いやでも二輪車引いてたのは兄ちゃんだし。そんなみんな二輪車引っ張ってるモンか？
｢いや多分来ないよ。親も心配してるだろうからもう帰りな。｣
｢あなた達はどうするんですか？｣
｢俺は、この人に付き合ってるから。｣
ささ、と押されて土手を登らされる。
ずっと一緒にいても良かったんだけどね。
家に向かって歩いていると向かいから兄ちゃんが走ってきた。
｢兄ちゃん、｣
｢あっ！どこほっつき歩いてたんだよ、お前は！｣
｢……えへへ、｣
｢どうした？なんか変なモノでも食ったか？｣
｢食ってない！｣
帰ろって兄ちゃんの手を引っ張ると兄ちゃんはため息をつきながら来てくれた。
俺のことナメてんだろ！→←同じ遺伝子だからこんな顔なりますー。
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美紀 - 今日俺お姉ちゃんとドラマ見てますLDHグループの鈴木伸之君と三橋役の俳優さんが好きで見てます最高です伊藤君も大好きです (2019年7月26日 10時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
梅桜(プロフ) - めっちゃおもろいです！更新頑張ってください！ (2018年11月28日 21時) (レス) id: d21122adf8 (このIDを非表示/違反報告)
アヤト - 面白いです！続きが楽しみです！ (2018年11月26日 23時) (レス) id: 848c6a8d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きょーりん | 作成日時：2018年11月24日 20時
