*赤く ページ7
あのあと三橋が「俺と行けば良くね?」と意味不明なことを言っていたがAは無視し三人は解散した。
家路につき、Aは考えていた。
(ここらのチンピラと言えば…開久高校と絡んでいるという噂がありましたね。偽名を使ったとはいえ狙われるのは仕方がないでしょう。)
(しかし、そのことで京子が巻き込まれるのは言語道断。話によるとボコしたのはあの二人だ。)
(何とかして京子からこの案件を遠ざけなければ。)
俯きながら薄暗くなった道を歩く。
もちろん輩は湧いてくるわけで。
「お嬢さん、こんな遅くに一人とは勇気あるね〜。ここが開久のシマだって知ってんの?」
「シマだとは知りませんでしたがここを通らないと家に帰れないもので。」
「なめちゃってくれてんなぁ…。」
複数の開久の制服をきた男が立ち塞がる。
「女相手に集団とは…。」
「女とか関係ねぇから。」
(なるほど、芽はこういう所から摘んでいくのもアリか。)
「いいでしょう。どこからでもかかってきなさい。」
ニヤリと不敵に笑いカバンを放り投げたA。
暗い視界に真っ赤な瞳が浮かんだ。
「さあ、狩りの時間ですよ。」
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もちまる - 面白いです!更新楽しみにしてます(*´`*) (2018年11月4日 23時) (レス) id: baed5daad7 (このIDを非表示/違反報告)
オキ(プロフ) - 主人公の京子ちゃん溺愛っぷりいいですねw更新頑張ってください! (2018年11月4日 22時) (レス) id: 0da5fa57f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きょーりん | 作成日時:2018年11月4日 19時