*見違えた ページ31
「お前の脳裏に俺の事刷り込んでやるよ。一生忘れられないようにさ。」
「ぁ゛っ……!」
その後、斎藤による暴行は続いた。
意識をなくしても痛みで意識は戻ってくる。
ずっと痛みに耐えていたA。
「…
斎藤はAの手足を縄でしばり身動きがとれないようにする。
そうして斎藤はプレハブ小屋から出ていった。
Aははぁ、と息をついた。
指先一つ動かすだけで痛む体。
(陸……とてもじゃないが、わからなかった。)
(ケンカも強かった。見違えた。)
(未来に逃げられたと言っていた。きっと別れ話を持ちかけられたんだろうな。)
(というか、ここで過ごさなきゃいけないのか。)
目だけを動かしじっくりと部屋を見るが、見れば見るほど気持ちが悪い部屋だった。
もう見るまいとAは目を閉じて、眠りについた。
ーーー
ーー
ー
「今日も敷嶌さん、来てないな。」
「何か、あったんすかね…。」
Aは数日学校を休んでいた。
Aは授業こそ受けないものの、ほぼ毎日登校していたので、Aが数日学校を休むことは不思議だった。
「私、敷嶌さんにお礼しなきゃいけねぇのに。」
「京子さん、……三橋さん達に相談してみませんか。」
「……なんだか、毎回頼ってる気がするが…そうしよう」
あの後明美は今井に助けられ、今井と友人になった。
京子の誤解もはれ、何事もなく毎日が過ぎていた。
…Aがいないことを除けばの話だが。
早速京子と明美は放課後軟高に向かった。
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もちまる - 面白いです!更新楽しみにしてます(*´`*) (2018年11月4日 23時) (レス) id: baed5daad7 (このIDを非表示/違反報告)
オキ(プロフ) - 主人公の京子ちゃん溺愛っぷりいいですねw更新頑張ってください! (2018年11月4日 22時) (レス) id: 0da5fa57f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きょーりん | 作成日時:2018年11月4日 19時