＊お話 ページ4
｢私が寝ている間に随分頑張ってくれたみたいで。ね、京子。｣
｢えへへ、そんな！｣
あ、そうだ！と京子は顔をキラキラさせている。
大方あの事だろう。
｢軟高に転校生が、二人来たんすけど！｣
｢おや、軟高ですか、…あまり目立った輩はいないはずですが。その転校生とやら…何かあったのですか？｣
話したくて仕方がないというのが目に見える京子。呆れもせずうんうんときくA。
｢転校初日にヤンキー10人倒したってやつっす！｣
｢確かに強いっす。｣
｢それはそれは、ぜひ会ってみたいですね。｣
｢そんで、……ふふ、｣
急にモジモジし出す京子。
顔をほんのり赤く染めて言葉を濁す。
その様子をみて初めてAの笑が引き攣る。
(ん？？)
｢そ、その、京子、ま、まさか、｣
｢あのっ、その一人の、……伊藤さんが！｣
冷や汗がAの頬を伝う。
｢とーってもかっこよくて！！｣
｢あたしの恋人なんす！｣
きゃー、と真っ赤に顔を染めて跳ねる京子。
するとAは笑みを引き攣らせたまま、京子の肩を掴んだ。
｢京子！その人のことちゃんと知ってるんですか！？経歴は、強さは？自分より弱い男なんてダメですからね！顔は！？京子の隣を歩くんですよ！｣
｢嗚呼…やはり寝すぎました……。京子、あなたに任せすぎました……。だから、こ、こ、こい、……ああ！！｣
はあはあと息をするAに驚く京子と明美。
｢敷嶌さん？｣
(娘に彼氏ができた父親みたい。)
意地でも�猯�人�瓩箸いΩ斥佞鯣�したくないのかぐぐぐ、と唸っている。
するとそれに追い打ちをかけるように京子があ！と叫んだ。
｢何ですか！？｣
顔を上げて京子をみたA。
｢伊藤さーん！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 281人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もちまる - 面白いです！更新楽しみにしてます(*´`*) (2018年11月4日 23時) (
レス) id: baed5daad7 (このIDを非表示/違反報告)
オキ(プロフ) - 主人公の京子ちゃん溺愛っぷりいいですねw更新頑張ってください！ (2018年11月4日 22時) (レス) id: 0da5fa57f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きょーりん | 作成日時：2018年11月4日 19時
