＊アドレナリン ページ17
すると相良は一人のどこかへ走り去る。
｢なんで逃げんのぉ〜〜〜！！！｣
三橋はそれを追いかけてしまい取り残される大勢。
｢明美さん、京子をお願いしますね。そしてすぐに逃げておくこと。｣
｢ハイっす！｣
｢伊藤さんそのケガで戦えるんですか？｣
｢伊藤さん……。｣
｢…京ちゃんがなでなでしてくれたら、治る。｣
(確かに京子のなでなでは万能薬だ。)
こんな茶番が出来るのも今井が一人で戦ってくれているからだった。
｢わかりました、治ったら来てください。｣
Aはそうして今井に加勢する。
そして京子に撫でられて復活した伊藤が勢いよくやってきた。
Aは殴りながら二人に話す。
｢お二人共、私はいま本調子ではありません。腰が痛いので。なので足を引っ張る可能性があります！｣
｢えぇ！？何処かでぶつけてしまったんですか！？｣
｢ええ。そんなところです。｣
(どこかっていうか、……うーん。)
腑に落ちない表情で相手を蹴る伊藤。今井は驚愕しながらも殴りかかってくる相手にラリアットをかます。
いつの間にか立っていたのは伊藤、今井、Aになっていた。
｢はぁ、っ、これで全員か。｣
｢ここにいるのはですが。私さっきまで開久に捕まっていたんです。恐らくそこに行けば番長もいると思います。｣
｢つ、つつつ捕まっていたんですかぁ！！？？それなら尚更奴らを倒さなくては！｣
｢元気ですね、貴方。｣
三人は廃工場の倉庫へと走り出す。
元気に話してはいるが三人とも所々血が流れており、フラリと足元が覚束無いこともある。
アドレナリンドバドバな三人はあとで地獄を見ることになるのだが。
｢ここです。多分。｣
｢多分か〜〜。｣
簡単な造りの倉庫に入っていく。
そして広い場所に出る。
すると三人の開久生が伸びていた。
｢開久の…！｣
｢まだ起きてなかったんですね。…ああ、この方々が私の見張りです。｣
(え、)
｢番長、というか誰もいなさそうなので、待ってましょうか。｣
｢お、おう。｣
三人は壁に寄りかかり一息つく。
すると途端に身体中が痛み出す。唸り出す三人。
もう立ち上がることさえ無理そうだった。
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もちまる - 面白いです！更新楽しみにしてます(*´`*) (2018年11月4日 23時) (
レス) id: baed5daad7 (このIDを非表示/違反報告)
オキ(プロフ) - 主人公の京子ちゃん溺愛っぷりいいですねw更新頑張ってください！ (2018年11月4日 22時) (レス) id: 0da5fa57f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きょーりん | 作成日時：2018年11月4日 19時
