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その後の調理実習の時､糸真ちゃんは何か考え事をしているのか､ずっとボーッとしていた｡
『糸真ちゃーん？大丈夫？なんかあった？』
糸真「…あっ､ごめん笑 …何の話だっけ？」
晴歌「クリスマス､みんなでカラオケ行こうかって｡来るっしょ？」
糸真「うん！行く！」
怜英「でもたしか､Aはクリスマスの日､空いてないんでしょ？」
梨里「え！そうなの？じゃあ別の日にする？」
『いや､それは申し訳ないからいいよ笑 せっかくのクリスマスなんだしみんなで行ってきて！また今度､みんな一緒にカラオケ行けば良いじゃん？』
晴歌「そっか､わかった｡じゃあ後で4人で予約しよ！」
糸真「うん！」
怜英「楽しみだね！」
梨里「早くクリスマスにならないかな〜」
今朝の晴歌を見た時はやばいかなって思ったけど､
なんか案外気にしてないっぽい…？
良かった､良かった｡
糸真ちゃんも嬉しそうな顔してるし､晴歌も楽しそうにクッキー作ってるし｡
晴歌「できたっ」
怜英「おっ！すごい！」
梨里「さすが晴歌〜」
晴歌「でもAが作ったやつも可愛いよ？笑」
糸真「ほんとだー！美味しそう!!」
『ん？あぁ､ありがとう笑』
このまま何事もなく平和だと良いけどな…
でもこの間のみんなにハブにされて､学校来なくなっちゃった子…
噂によるとその子を虐めた主犯はうちのクラスの誰からしいけど…
てっきり隣のクラスの厳つい子達かと思ったのに､うちのクラスの誰かなのか…
…晴歌…だったりするのかな…？
でもそんなわけないよ｡ 晴歌は私のこと､助けてくれたんだもん｡
でも晴歌の今朝の様子見てる限りだと､あのまま晴歌が何もしないとも思えないし…
だけど､もし私が晴歌を疑ってるって晴歌に知られたら…？
でもほんとに晴歌がほんとに主犯だとしたら…糸真ちゃんが危ない…
そんな事を考えて､悩んでいたら､日にちはあっという間に過ぎていってふと気が付いた時にはクリスマスの日になっていた｡
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作者名：びる太 | 作成日時：2018年3月30日 11時
