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夏休みが終わり､新学期を迎えた｡
あれ以来､何か特に行動を起こしたわけでもなく､
ただただ時間だけが過ぎてしまった｡
糸真「晴歌見てよ､また弦にお弁当作って来てる笑」
聡太「あららー､ほんとだ｡弦も毎日､毎日あんな手の込んだお弁当持ってこられて大変だねー」
糸真「さくちゃんはあーゆーのあんまり好きじゃないの？」
聡太「別に嫌なわけじゃないけどさー､毎日二段弁当+αって感じじゃ気が滅入っちゃうなーって」
糸真「私が作った物でもそう思う？」
聡太「それは大丈夫だと思うよ､そもそも糸真ちゃんはあんなに手の込んだ物作れる程､料理得意じゃないじゃん？」
糸真「うっわー！そういう事言う!?さくちゃんひっどーい！」
こっちがあの2人の話してる様子に頭を悩ませながら､考え事をしてると言うのに､
目の前の2人はここもまたイチャコラと話してて､嫌味かと思うくらいの仲の良さ｡
『あんた達は平和で良いねー｡なんか私が邪魔物みたいだね笑』
聡太「全然邪魔物なんかじゃないって！それに僕らもAの弦の奪還作戦に協力してるんだから､むしろ仲間でしょー！」
糸真「ちょっ､さくちゃん！声がおっきいって！」
糸真ちゃんが慌ててさくちゃんに忠告して､さくちゃんもやらかしたって顔してる｡
晴歌達とは離れた場所にいたおかげで本人達には聞こえてないみたい｡
『協力してるも何もさくちゃんが1番足引っ張ってるじゃん笑』
聡太「えー！僕､足引っ張ってる!?」
糸真､A「『うん』」
聡太「ぎゃー！声揃えて言わないで〜！」
焦るさくちゃんを見てると､やっぱりなんか面白い｡
ほんとほっこりするっていうかなんていうか…
なんやかんやで悩み事しててもスッキリしちゃう。
協力とか言いつつ､1番危なっかしい奴だけど､
でも､さくちゃん見てると勇気もらえる気がする｡
だからやっぱり､何かしら動かなきゃな…
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凛 - 更新楽しみにしてます！！ (2018年5月3日 23時) (
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作者名：びる太 | 作成日時：2018年3月30日 11時
