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学校が終わってひと足先に帰って、よく和央と一緒にスミレを連れて行ってる、おじさんちに寄ってく。
そしたら、やっぱり風邪引いて休んだはずの和央がスミレを連れておじさんちに来ていた。
『もう…休んだ日はちゃんとお家に居てって何度言ってるでしょ?』
和央「別に良いじゃーん笑 もう元気だもん…ゲホゲホッ…」
『咳き込んでる人が元気だよーって言ってて説得力あると思う?』
和央「…じゃあ弦が迎えに来たら帰るからそれまでなら居て良いでしょ?」
『…ちゃんと弦くん来たら帰る?』
和央「うんうん」
泰弘「ははっ笑 Aちゃん、和央くんのお姉さんみたいだね笑」
和央「おじさんもそう思うでしょー?A、僕にばっかり過保護になるんだよー。弦が心配してくれてるんだからAまで過保護にならなくても良いのにねー」
和央とおじさんとペラペラお話してたら糸真ちゃんが来た。
糸真「ただいまぁ」
泰弘「あぁ、お帰り」
『あれ…?糸真ちゃんのお家ここなんだ!』
糸真「うん!そうなのー」
和央「おじさん、子供いたんだ」
泰弘「別れた奥さんのとこにいたんだけど、また一緒に暮らすことになって。めんこいしょ、うちの娘」
糸真「ちょ、ちょっと…!お父さん…!」
糸真ちゃんも含めてまた4人で話してると、今度は弦くんが歩いてきた。
弦「わーおーっ!」
糸真「…げっ…」
糸真ちゃんが以下にも嫌そうな顔してこっちに向かってくる弦くんを睨んでる。
弦「なっ…!お、おまえなんでここにいんだよ!」
糸真「だってここ私の家だもん」
弦「何だと!」
あらあら…また始まっちゃった…
和央「あれ?2人、友達だったんだね」
弦「友達なんかじゃねぇし!」
弦くんが全力否定してるのを見た糸真ちゃんも思いっきり首を縦に振って、否定してる。
2人とも友達じゃないって否定してる割には息ぴったりって感じだなぁ…
『あっ!和央!弦くん来たら帰るって約束でしょ?』
弦「そうなのか?それなら和央、帰るべ」
弦くんが1人で先に歩いて行くのを見て、
和央と2人で糸真ちゃんに謝ってから弦くんを追いかける。
糸真ちゃんがせっかく手を振ってくれているというのに、
弦くんはあっかんべーをしてる。
弦くんったら…私と和央が謝ったばっかりなのにあっかんべーしちゃ意味ないじゃん…笑
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凛 - 更新楽しみにしてます!! (2018年5月3日 23時) (レス) id: f3797d31ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:びる太 | 作成日時:2018年3月30日 11時