私もプリンシパル (ページ13)

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糸真ちゃんと晴歌が仲直りしてから数日経った､糸真ちゃんちのお父さんと和央のお母さんの結婚式の日｡

糸真ちゃんや和央だけではなく､私や晴歌や弦くんも参加した｡

その結婚式を挙げる教会へ行く途中｡

弦くんと私で歩いていると､晴歌が寄ってきた｡

晴歌「A！弦！」

『…晴歌…！』

弦「おぉ､国重も来るのか」

晴歌「うん…それより､A…！あの､この間はごめんね｡あたし､ほんと性格悪いけど､ちゃんと糸真とも仲直りしたから！だから､あたしがこんなんでも良ければまた仲良くしてほしいなって…」

『…私の方こそごめん｡勝手に怒って1人で帰っちゃって｡これからはほんとの私を出すからさ…仲直りしようか？笑』

晴歌「うん！A､ごめん～!!」

弦「…おまえら喧嘩してたのかよ…そんなことやってたら遅れるぞ」

弦くんが呆れた様子で先に歩いて行くのを見て､2人で追いかける｡

それから､晴歌が弦くんの隣に立って､並んで歩く｡

晴歌「ねぇ､弦？糸真と和央が兄弟になったら､糸真の方が姉になるんだって！笑」

弦「あんなのが姉とか和央も大変になるな」

晴歌「もぅ｡そういう事言わないの！笑」

晴歌と弦くんが仲良くお話ししてるのを後ろから見て､

少し胸を痛めつつ､笑顔を保って2人について行く｡

私が弦くんの事を好きなのは仲直りした今に言うことでもないと思う｡

だからこの秘密だけは話すのはもう少し後になりそう｡