ふたり ページ24
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大学からバイト先に向かうまでの道
満開の桜を見上げてる人がいて
パク先輩を思い出した
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『……今日から初出勤だね』
私が声をかけると、ベッキョンは私の元に駆け寄って口を四角くさせて笑った
BH「早めに着こうと思ったんだけど、満開になった桜が綺麗でついボーッとしてたわㅋㅋㅋ」
『珍しいこともあるもんだね』
桜は満開になれど、夕方のこの時間はやっぱり冷え込むな
上着着てくればよかった
BH「上着着てくればよかったあああああ！！」
寒いを連呼しながら私の反対側の肩に腕を回して体を引き寄せるベッキョン
BH「ん？顔赤いんじゃない？もしかして照れた？ㅋㅋㅋ」
私はその悪戯っ子のような笑みが好きだった
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BH side
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『……今日から初出勤だね』
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重そうに咲き誇った桜を見上げていれば
Aの澄んだ声が耳に入る
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俺は彼女の声が好きだった
もう一度その声で、俺を『ベク』と呼んでくれたら
別れてから何度も願った
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寒そうに腕を組んで立つ彼女の元へ走れば、
眉を下げて微笑むAの顔を近くで眺められた
BH「早めに着こうと思ったんだけど、満開になった桜が綺麗でついボーッとしてたわㅋㅋㅋ」
珍しいこともあるもんだね、と小さく返す彼女は
俺より1年歳下とは思えないくらい大人びた雰囲気を持っている
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夕方のこの時間はやっぱり冷え込む
上着があれば、
セーターだけのコイツに着せてあげられたのになぁ
BH「上着着てくればよかったあああああ！！」
せめて少しでも彼女の体を暖めようとAの肩に腕を回して体を引き寄せた
BH「ん？顔赤いんじゃない？もしかして照れた？ㅋㅋㅋ」
また呆れたように笑う君
俺はその笑顔が見たくて、何度もふざけたりしたんだよな
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ユウ(プロフ) - ゆーかさん» ありがとうございます！！頑張って更新させていただきます！！！ (2018年4月19日 7時) (
レス) id: 9de56f798b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーか - この小説好きです！更新楽しみに待ってます！ (2018年4月18日 20時) (レス) id: 987a381ab3 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ 3rd(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます！！温かい反応が頂けて安心しました！亀更新といいながらしばらくは毎日更新するつもりです！これからもよろしくお願いします！！ (2018年4月17日 18時) (レス) id: 9de56f798b (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新とても楽しみに待っております^^ (2018年4月17日 9時) (レス) id: b305d9b979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ x他2人 | 作成日時：2018年4月14日 0時
