真っ赤な林檎 ページ9
カタッ、
『ッ!』
彼が戻ってきた、?
じゃあ、今の一言も聴かれた、?
心臓が高鳴る、何も考えられない、
「...林檎は食べれるかい?」
『え、あ、、、』
聴かれてない?
...あの耳は飾り物かな、?
「なんだい?折角持ってきたのに之も食べれないのかい?」
『う、ううん、食べる、』
私がそう答えると彼は私の元へと歩んだ。
「はい、」
真っ赤な美味しそうな林檎。
私は勢い良く林檎にかぶりついた。
口の中に広がるのは、普段食べる林檎より甘い果実の味。
私は狐の彼がいるのも忘れて無我夢中に食べた。
「そんなに美味しいかい?」
その一言で我にかえった。
慌てて彼の方を見上げると口を綻ばせ、嬉しそうにしていた。
『...な、何?』
「厭?君のその様な顔を久しぶりに見て、私も嬉しく思えてね。」
その様な顔?
一体ん私はどんな顔をしているのだ?
『どんな顔をしているの』
「美味しい林檎を食べれて嬉しそうな顔だよ。」
嬉しい顔?
あの日、彼のせいで何時も心の奥底で怯えていた私が?
有り得ない、ましてや彼の前でなんて...
「...うふふ、可愛いね。」
彼はそう云い私を押し倒した___。
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MIMI - 初コメ失礼します!m(*_ _)m私好みドストライクの小説です!体調に気を付けて頑張ってください! (4月30日 20時) (レス) @page34 id: 75400bec62 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - akaringoさん» ありがとうございます!褒め言葉嬉しいです!やる気が出ます! (3月20日 7時) (レス) id: 1e50b54ffb (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 一般人さん» ありがとうございます! (3月20日 7時) (レス) id: 1e50b54ffb (このIDを非表示/違反報告)
akaringo(プロフ) - 受験お疲れ様です!!夢主ちゃんの毒舌っぷりが最高です!!無理ない程度に更新頑張ってください!!╰(*´︶`*)╯♡ (3月20日 0時) (レス) id: 668d480e22 (このIDを非表示/違反報告)
一般人 - (名前)さん» もっと百鬼夜行の小説増えてほしいですね!受験合格おめでとうございます!! (3月19日 19時) (レス) @page29 id: 329d2d600a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫丸 | 作成日時:2023年11月12日 19時