綺麗な妖怪 ページ28
『一寸!妖怪がいっぱい居るじゃない!』
「そうだねぇ。」
『私が喰られてもいいのか!?』
「大丈夫、君は私の妖術で他の妖怪からは見えないようにしている。」
妖術、、、
本当に見えないのか?
私は試しに横を通り過ぎた妖怪の服の裾を引っ張った。
「なんだ?」
...どうやら本当に見えてない様だ。
へぇ、妖術凄。
「安心したかい?」
『...』
「無言という事は肯定でいいね。」
はぁ、今回は助かったが、油断も隙も無い奴だ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『ねぇ、おんぶにして。』
「えぇー?私としては姫抱きをしてAの顔ずっと見ていたいンだけどなぁ。」
『おんぶの方が密着度上がるよ?』
「...仕方ないな〜。」
なんか此奴の扱い方分かってきたぞ。
『...何時着くの?』
「もう直ぐだ、」
「ほら、屋敷が見えて来たろう?」
『これまた立派な。』
...今更の話だが、妖怪の医者に診てもらって大丈夫なのか?
診てもらう、という事は私が人間だとバレる。
人間だとバレた瞬間取って喰われないだろうか...?
不安しかない、、、
「...安心しなよ、今から会う人はそんな事しない。」
『心、読めるの?』
「損な顔されれば誰でも解る。」
『あっそ。』
...まぁ、もし損な事あれば此奴も助けて呉れるか、
コンコンコンと三回狐がノックした。
数秒後ドアが開かれた。
出て来たのは綺麗な人だった。
否、綺麗な妖怪か。
?「...何用じゃ、太宰。」
?「人間の小娘など連れて。」
「この子の怪我を治して欲しい。」
?「...入れ。」
「邪魔するよ、姐さん。」
『御邪魔します...』
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MIMI - 初コメ失礼します!m(*_ _)m私好みドストライクの小説です!体調に気を付けて頑張ってください! (4月30日 20時) (レス) @page34 id: 75400bec62 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - akaringoさん» ありがとうございます!褒め言葉嬉しいです!やる気が出ます! (3月20日 7時) (レス) id: 1e50b54ffb (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 一般人さん» ありがとうございます! (3月20日 7時) (レス) id: 1e50b54ffb (このIDを非表示/違反報告)
akaringo(プロフ) - 受験お疲れ様です!!夢主ちゃんの毒舌っぷりが最高です!!無理ない程度に更新頑張ってください!!╰(*´︶`*)╯♡ (3月20日 0時) (レス) id: 668d480e22 (このIDを非表示/違反報告)
一般人 - (名前)さん» もっと百鬼夜行の小説増えてほしいですね!受験合格おめでとうございます!! (3月19日 19時) (レス) @page29 id: 329d2d600a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫丸 | 作成日時:2023年11月12日 19時