厭な音 ページ21
「どんなお仕置にしようか?」
不味いなぁ、如何したものか、
何とか回避したいけど、流石に之じゃあ無理だ。
暫くの間沈黙が流れる。
此奴はお仕置について、
私はお仕置回避について頭を捻っていた。
之は頭脳戦なのだ、
先に
負けられない、この闘い...!
然しそんな私の思いとは裏腹に、先に口を開けたのは奴だった。
「...決ーめた。」
『御手柔らかにお願いしまーす...』
「時に君は此処に来て一度も私に触れた事がないね?」
『...はぁ?アンタにベタベタ触られまくったが?』
「違う違う、"君から私に"だよ。」
まぁ確かに触れに行った事は無いけど、だったら何だよ。
逆に嫌いな奴に自分から触りに行く方が頭可笑しいだろ。
「だから厭でも君に触れて貰う方法を考えたのだよ。」
なぁんか厭な予感。
「脚、折ろうか。」
は、
『いやいやいや、冗談も大概にしてくれる?』
「冗談では無いよ、私は真面目だ。」
厭、それでも脚を折るはヤバいだろ。
「大丈夫、綺麗に折ってあげるから安心して。」
安心も糞もあるか!
私は折らせまいと手で脚を囲んだが、当然妖怪の力に適う訳なく呆気なく脚を触られてしまった。
「うふふ、善い声を聴かせてね♡」
ボキッ
「ぅ、うぎ"ゃ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"!」
「あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"!」
自分で何を云っているのか判らない、
唯、脚に今迄感じた事の無い激痛に悶え苦しむしかない。
嗚呼厭だ、誰か助けて。
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MIMI - 初コメ失礼します!m(*_ _)m私好みドストライクの小説です!体調に気を付けて頑張ってください! (4月30日 20時) (レス) @page34 id: 75400bec62 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - akaringoさん» ありがとうございます!褒め言葉嬉しいです!やる気が出ます! (3月20日 7時) (レス) id: 1e50b54ffb (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 一般人さん» ありがとうございます! (3月20日 7時) (レス) id: 1e50b54ffb (このIDを非表示/違反報告)
akaringo(プロフ) - 受験お疲れ様です!!夢主ちゃんの毒舌っぷりが最高です!!無理ない程度に更新頑張ってください!!╰(*´︶`*)╯♡ (3月20日 0時) (レス) id: 668d480e22 (このIDを非表示/違反報告)
一般人 - (名前)さん» もっと百鬼夜行の小説増えてほしいですね!受験合格おめでとうございます!! (3月19日 19時) (レス) @page29 id: 329d2d600a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫丸 | 作成日時:2023年11月12日 19時