211話どうする？ ページ24
仕事から帰っても悩みは尽きなかった。
どこか違和感があるけれど、それが不快ではなく、むしろ心がぽかぽかするような感じがある。今までにない感情でそれとどう向き合えばいいかわからない。
不幸中の幸いと言うべきか、グレイは仕事でギルドを出ているから特に気にすることなく酒場のテーブルで呆けられる。
「仕事中に何かあったのか？」
すっかり俺の隣という立ち位置が定着したソルテが心配を隠すようにぶっきらぼうに尋ねてきた。
『仕事は上手くいったよ。』
「引っかかるなその言い方。仕事と別で何か問題が？」
鋭い彼に隠しごとなど出来ないとわかっていても、中々どうして正直に白状することは出来ない。目を合わせているのも耐えられなくなって、テーブルに突っ伏すると小さなため息が聞こえた。
「話したくないのならいいが、そのうじうじした態度だと周りにいらない心配をかけることになるぞ。それが一番アンタが嫌なことなんじゃないのか。」
ツンとした声ではあるものの優しさを隠しきれていないところがソルテらしい。彼の優しさには助けられてばかりだ。
『...そうだよな、ごめん。ありがとう！！』
かなり遠回しな励ましに、パンッと己の頬を叩く。
そうして改めて考えていると、旅館でのルーシィの言葉を思い出した。
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ﾙｰ「自分のタイミングでも何でも、好きならそう伝えなきゃ！曖昧にしたままだとグレイの素っ気ない態度も今よりずっと辛く感じるだろうし...
...でも、いつまでもノロノロしてると他にグレイを狙ってる子に取られちゃうかもね〜。なんだかんだアイツ顔はかっこいいし、いいやつだし。」
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グレイが好きだと判明した時、半分発狂しながら喜んでくれたルーシィ。喜びながらも今後どうすべきかを教えてくれた。
気持ちを伝えるべきなのはわかっている。でも恥ずかしいし、この一方的な気持ちがグレイは迷惑じゃないだろうか...
それにルーシィは恐ろしいことも言っていた。
“グレイを狙ってる子”...言われてみればそうだ。よくよく考えてみれば優しいし、強いし、魅力しかない。も、もしかしてルーシィもグレイのことが...？
あぁ もう、わからない...
どちらにしてももうすぐ大事なイベントがある。伝えるにしても今は避けるべきだよな。
結局モヤモヤしたまま日は過ぎていった。
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ま い ま い(プロフ) - マナさん» あまりにも酷似した内容はNGですが、参考程度なら大丈夫ですよ〜。ただその作品に参考元を記載して欲しいのと、確認のため私にその作品を教えていただきたいです。 (11月20日 10時) (
レス) id: 140028ed61 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 話（作品）を参考にしたいのですが… (11月6日 19時) (レス) id: 73f360e95a (このIDを非表示/違反報告)
ま い ま い(プロフ) - マナさん» ゆっくり時間をかけて設定を練れば色々浮かんでくると思うので頑張ってください！！ (11月1日 20時) (レス) id: 140028ed61 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - ま い ま いさん» なるほど…水の滅竜魔法で悩んでます… (10月20日 16時) (レス) id: 2f06539f07 (このIDを非表示/違反報告)
ま い ま い(プロフ) - マナさん» 今のところは風の滅竜魔法のみです… (10月18日 21時) (レス) id: 140028ed61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まいまい | 作成日時：2023年3月21日 20時
