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201話唯一無二 ページ13

俺がリサーナとミラちゃんたちの再会の現場に立ち会わないのには理由がある。


『ソルテ 話をしよう。』


すると、ソルテは茂みから姿を現した。

ストラウス兄弟のことも大事だが、彼と話をつけるのも同じくらい大切だ。


『色々考えたんだ。このままお別れしてもいいのかどうか。ソルテが良ければ…』

「仲間も救えて、自分の世界に戻れた。それで十分でしょ。これ以上 何を望む?」


今まで以上に棘のある口調に胸が苦しくなる。

命を救ってもらって何か恩返しが出来ないか、と考えていた。きっと長い間 孤独だったソルテに帰る家があれば、と思いついた。

それもこれも結局は全部 俺のエゴ。

でも、


『…何であの時助けてくれたんだ?

近衛師団に追われてるやつなんか助けたら、碌なことにならないのはわかりきったことだろう。』


そう言うと、ソルテの肩がぴくりと動いた。

今もそうだ。俺のことなんてどうでもいいなら、話なんて聞かずにさっさと飛び去って行くことも出来る。それをしないのは俺と同じで、心のどこかで期待しているからだ。


『なぁ お願いだ。妖精の尻尾(フェアリーテイル)に来れば寂しい思いはしない。俺たちがさせない。』


黙って俯くソルテにめげずに説得する。


『君がエクシードの仲間たちと生活を共にしていないことにどんな理由があろうと関係ない。新しく始めよう。妖精の尻尾(フェアリーテイル)のソルテを。』

「…僕の翼は他のやつと違って黒いから気持ち悪がられる。エクスタリアを追い出された一因もそこにある。その上、こんな性格だから当然周りも寄ってこない。

お前だって、僕がつまはじき者の理由がなんとなくわかるはずだ。」


やっと口を開いてくれたと思えば、出てくるのは負の感情ばかり。

そこで、今までの憎まれ口はただの感情の裏返しで、強がりだということに気づいた。

すると途端に、ソルテを不憫に思う気持ちとそれ以上に愛おしく思う気持ちが湧き上がってくる。


『俺はその特別な翼を誇るべきだと思うよ。黒は何色にも染まらない。強いんだ。ソルテにぴったりだよ。変な意味じゃなく、本当に。』


それまで俯いていた顔がはっとしたようにこちらに向けられた。そして、ふるふると震える口を徐に開いた。


「…後悔しても、知らないからな。」

『するもんか!

______おいで 妖精の尻尾(フェアリーテイル)に。』

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設定タグ:フェアリーテイル , FAIRYTAIL , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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ま い ま い(プロフ) - マナさん» あまりにも酷似した内容はNGですが、参考程度なら大丈夫ですよ〜。ただその作品に参考元を記載して欲しいのと、確認のため私にその作品を教えていただきたいです。 (11月20日 10時) (レス) id: 140028ed61 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 話(作品)を参考にしたいのですが… (11月6日 19時) (レス) id: 73f360e95a (このIDを非表示/違反報告)
ま い ま い(プロフ) - マナさん» ゆっくり時間をかけて設定を練れば色々浮かんでくると思うので頑張ってください!! (11月1日 20時) (レス) id: 140028ed61 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - ま い ま いさん» なるほど…水の滅竜魔法で悩んでます… (10月20日 16時) (レス) id: 2f06539f07 (このIDを非表示/違反報告)
ま い ま い(プロフ) - マナさん» 今のところは風の滅竜魔法のみです… (10月18日 21時) (レス) id: 140028ed61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まいまい | 作成日時:2023年3月21日 20時

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