37、勇往邁進 ページ39
「アルミン！？」
「僕がエレンをここから出す！ミカサとAはここを巨人から守ってくれ！！」
そう叫んだアルミンは何かを小さく呟いたかと思えば、突然、エレンの項 目掛けてブレードを突き刺した。
「『アルミン！！』」
エレンは暴れ狂うが、アンカーで固定されたアルミンの体はそう簡単に振り落とされない。
「アルミン！無茶は止めて！！」
「二人とも！今 自分に出来ることをやるんだ！！二人が行けば助かる命があるだろ！！エレンは僕に任せろ！！行くんだ！！」
必死に叫ぶアルミンの声を聞いた瞬間、ミカサの手を引いて走り出した。
『行こう ミカサ。
皆がエレンを信じてくれたように、私たちもあの二人を信じるしかない。』
「…分かった。行こう。」
「ミカサ 戻りました！ミタビ班に合流します！」
『A･ハイゼ訓練兵 加勢に参りました！同じくミタビ班に合流します！』
勝手ながらも加勢に駆けつけると、既に多数の犠牲が出ている。
精鋭の方やミカサと連携を取りながら次々と現れる巨人に立ち向かった。
だが、時間が経てば経つほど、徐々に味方が巨人に飲み込まれていく。私が生きているのが不思議で仕方がないくらいに。
「巨人 五体…扉から来ます！」
「一旦 下がるぞ！エレンの状況に応じて判断する！！」
私が来た時よりも確実に少なくなった人数が班長の声に従い、巨人に背を向けた時だった。
一際 大きな地響きが屋根まで伝う。音の正体は何か、と皆が辺りを見渡すと、あるものに視線が注がれた。
「＿＿＿＿＿エレン…」
体の修復を終え、大岩を担ぐエレンだ。
「後方から巨人 多数接近！」
『アルミン！』
険しいような興奮したような表情と声で、アルミンは口早に話した。
「エレンが勝ったんだ！今…自分の責任を果たそうとして…エレンを扉まで援護すれば！！僕らの勝ちだ！！！」
「＿＿＿＿＿死守せよ！！我々の命と引き換えにしてでも、エレンを扉まで守れ！！！」
その命令で精鋭班は巨人の方へ散っていく。
「お前たち三人はエレンの元へ向かえ！！これは命令だ！分かったか！？」
「「『了解！！』」」
私たちでエレンを穴へ先導する中、皆は地上を駆け回るという極めて危険な方法で巨人をエレンから遠ざけてくれた。
エレンが一歩進む度に、兵士は朽ちていく。これを地獄と呼ばずして何と呼ぶのだろう。
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ま い ま い(プロフ) - あたりんさん» 返信遅くなって申し訳ない…めちゃくちゃ嬉しいです！！！ジャン推しの星になれるように頑張ります！！！ (2023年4月11日 16時) (
レス) id: 140028ed61 (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - ジャン好きなので嬉しいです！！更新楽しみにしてます！ (2023年4月2日 12時) (レス) @page20 id: c0f0373936 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まいまい | 作成日時：2023年3月19日 19時
