149話友の声 ページ8
折り重なるようにして地面に転がったままでいると、近くでゆらりと人影が揺れた。
コブ「六魔の誇りにかけて…てめえらを倒す…死ねェ!!!」
ナツ「く、くそ…体が…」
コブ「旧世代の
『っ!』
コブラが手を振り上げた時だった。
何かがコブラの肩を貫いた。
ブレ「もういい コブラ。」
コブ「ブ、ブレイン…何を…」
ブレ「うぬはよくやった。ゆっくり休め。」
ゆっくり休めと言われたはずのコブラの顔は悲しみや怒りが入り交じったような表情をしている。とても労られている人の顔ではない。
コブ「くそォ…くそォ…!!!」
コブラは悲憤に満ちた涙を流してその場に倒れた。
ナツ「お前…仲間じゃねえのかよ。」
ブレ「仲間などこの先いくらでも増やせる。ニルヴァーナの力でな。」
『そんなものは仲間とは言わない。』
ナツ「ああ 操り人形だ。」
ブレ「そう噛み付くな。私はうぬらの力を気に入ったのだよ。言ってる意味がわかるかね?うぬらを私の最初の操り人形にしてやろう。」
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グレイ「いたぞ!!」
ルー「二人とも どーしちゃったの!?」
ハッピ「皆ぁ 二人を助けて…連れていかれちゃう…」
抵抗虚しくブレインに引きずられていたところに、聞き馴染みのある声がする。
その声に朦朧としていた意識を少し取り戻せた。
ブレ「六魔も半数を失い地に落ちた。これより新たな六魔をつくる為、この男どもを頂く。」
ルー「ナツははあんたたちの思い通りにならないんだからね!!」
グレイ「Aもだ。わかったら今すぐその汚ぇ手を退けろ。」
ブレ「ニルヴァーナがこやつらの心を闇に染め、私の手足となるのだ。」
ナツ「『なるか。』」
ブレ「くっ…まだそんな力が!!」
せめてもの抵抗でブレインの腕に齧り付くと地面に叩きつけられた。
ナツ「早く…こいつ 倒し、て…うぷ…」
『これ、止めてくれ…』
グレイ「止めてやんよ。」
ルー「うん!」
ブレ「止める?ニルヴァーナを?できるものか。この都市はまもなく第一の目的地
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ま い ま い(プロフ) - マナさん» あなたの小説に私を参考にしたと明記していただき、あなたのその小説を教えてくだされば構いませんよ〜 (11月7日 6時) (レス) id: 140028ed61 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 話参考にしたいのですが… (11月6日 19時) (レス) id: 73f360e95a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まいまい | 作成日時:2022年9月1日 7時