157話潜在 ページ17
ｸﾞﾚｲ「
『
ほぼ反射でグレイと共にシールドを張った。
ジュラさんだけは守りきらないと、と思っていたのも束の間、シールドは見る間にヒビが入った。
ｸﾞﾚｲ「俺の
『破られる！！！』
身構えた瞬間、案の定ゼロの魔法はシールドを破りこちらへ迫った。
ｸﾞﾚｲ「ぐあぁあぁっ！！！！」
『あ゛ぁあぁっっ！！！！』
攻撃を食らった俺たちは後方へ吹っ飛ばされた。
さっきまでの敵とは比較にならない圧倒的な強さ。
『グレイ しっかりしろ！！！』
グレイは倒れたまま動かない。ナツやルーシィ、ハッピーも意識を失ってしまっている。
ゼロを見やると、やつもまたこちらに目を光らせている。
その目に思わず生唾を呑んだ。ヘビに睨まれたカエルっていうのはまさにこういうことを言うのだろう。
ｾﾞﾛ「少しは骨のあるやつがいるじゃねえか。」
残忍な声に奥歯を噛み締めると同時にゼロへ向かって行った。
攻撃を繰り返すも軽くあしらわれるばかりで効いている様子が全くない。
ｾﾞﾛ「てめえはブレインが気に入っていた小僧だな。あいつはお前が後天的に移植された魔力を使いこなせていると言っていたようだが、俺にはそうは見えねえなァ！！！」
『ぐっ…』
今度はゼロの攻撃のターンだ。
一つ一つの拳が重く、ガードした腕が攻撃を受ける度に折れてしまいそうだった。
ｾﾞﾛ「マジメにやんねえといつまで経ってもこのままだぞ！！！何故 全力を出さない！？！？」
そう言ったゼロの手俺の首を捉え、いとも簡単に締め上げた。
『がっ！！！は…離、せ…』
ゼロの手を振りほどこうと藻掻くがビクともしない。
ｾﾞﾛ「何故 魔力を“抑える”？俺とやり合うにはそれで十分ってか？」
『お、抑えてなん、か＿＿＿＿』
ｾﾞﾛ「…自覚がねェのか？“人殺しの小僧”が哀れなこった。」
首を締める力が強くなり気道が狭まる。それに伴い、自身の抵抗する力が勢いを失っていくのがわかった。
ｸﾛ「さ、流石 マスターゼロ！お見事！！この厄介なガキ共をこうもあっさり…」
ｾﾞﾛ「まだ死んでねえな。」
ｸﾛ「へ？」
ｾﾞﾛ「まだ死んでねえよなァ！！！ガキ共ォォ！！！だって形があるじゃねえか！！！」
薄れる意識の中で最後に残ったのは非情な笑い声と激しい鈍痛だった。
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ま い ま い(プロフ) - マナさん» あなたの小説に私を参考にしたと明記していただき、あなたのその小説を教えてくだされば構いませんよ〜 (11月7日 6時) (
レス) id: 140028ed61 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 話参考にしたいのですが… (11月6日 19時) (レス) id: 73f360e95a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まいまい | 作成日時：2022年9月1日 7時
