フリージア (ページ11)

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影を重ねてページ11

※微🔞
一般人の女の子×芸人のshnさん

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「...雨降ってる」
「ほんまや。しかも結構強いなぁ」

今日はたまたまお家デートだからよかったものの、外出していたら今頃災難だっただろうな。なんて他人事のように考えながら外を眺める。

「わ、今光ったで」
彼が呟いた数秒後、耳に響いた強烈な雷の音。

幼い頃から大きい音が苦手だった私はついしゅんくんに飛びついてしまう。

「、ごめん」

「全然ええけど。Aって雷苦手やったっけ？」

「少しだけ」

「じゃあしゅんちゃんがAのこと守ったるわ」

どうやって？と尋ねる前に突然身体がふわりと浮き、あっという間に彼に抱きかかえられた。

鼻腔をくすぐる彼の匂いが心臓を圧迫して、顔に熱が集中するのがわかる。

「これで安心やろ」
「ありがと。でもちょっと近すぎるかな」

「そんなことないと思うけどなぁ。なに、恥ずいん？」

「...うん。かなり」
「ほーん。でも自分ら普段もっと恥ずかしいことしとるやん」

「...それはそうだけどさ」
「あ、認めるんや」

「ダメですか」

「いや？かわええなーって思っただけよ」

「、ばか」