【進○○○○】とある104期の訓練生の話【男主】 (ページ9)

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夕食ページ9

約束通りアニと一緒に夕飯を食べていたら
横に芋女が座っていた。

食べてたら右から

？「うーーーーーー。ぐぁーーーーー。」

とかいうゾンビみたいな声が聞こえてきて
気づいたら声を掛けていた。

「…………。おい、芋女。具合でも悪いのか？」

アニが呆れてコッチを見ている。

？「え？芋女？な、何の事ですか！？
お腹が空きましたー！足りません！」

いや、アノ通過儀礼を忘れた奴はいないと思う。

「ハァ……。芋女、パン半分食うか？」

？「た、食べます！！ありがとうございます！！
貴方、神様ですか！！」

誰が神様だ。

「…………。俺はAだ、芋女」

？「A……。あ、私芋女じゃありません！！
サシャっていいます！！よろしくお願いします
神様！」

「あぁー。うん。まぁよろしく」

なんて、心の入ってない返答を返したら左の奴に声を掛けられた。

？「別にサシャなんかにパンやる必要ねぇぜ。」

サシャ「うるさいですよ！コニー！コレはもう
私のものです！」

「あぁ。話すのは初めてだな。俺はA」

コニー「俺はコニー！よろしくな！！」

「おう。」

そのあと、俺を挟んでコニーとサシャが喧嘩しやがったから1発ずつ殴っておいた。

アニ「アンタ、パンやって良かったの？
男なんだからお腹へるでしょ。」

「問題ない、今日食欲無かったしな。
優しいな、アニは。」

人を気遣えるし……。うん、面倒じゃないし

アニ「……。アンタ、たらしだね(ボソッ)

「え？なんだ？」

アニ「別に、何も。」

実は女子寮で、

『クールだけど優しい王子様系男子』

と言われて有名なのをAは知らない。